代車のフィットは新車だったが


7年間は乗るつもりで購入したから、2回目の車検は予定済み。代車は、同じフィットだったが、まだ新車のニオイがプンプンして臭い。でもさすがに新車だけあって、いつも乗り回している我がフィットとは異なり、快適な乗り心地、と思ったのだが…

それは動かす前のこと。シートがバケット風に少し凹み具合が大きってて、シートの厚みも増してクッション性が良くなっている。

ところが、ハンドルはふにゃふにゃ。遊びが大きいのか、パワステの具合が強いのか、なんとなく頼りない気がする。

新車に試乗したときに、いつも感じるのは、自分の車がほんとうにヘタッてきてるということ。ハンドルの遊びが大きすぎたり、足回りに締まりがなくなっているなど、なんだか全体にネジが緩んでいるように思う。逆に新車は引き締まっているということだろう。この代車フィットでは、それが逆に感じたのだ。

動き始めには、少しパワーのなさを示すようにエンジンがやや震えるような感じ。実はわがフィットは、動き始めに車体がブルブルと振動するようになっていた。ミッションオイルを交換すると直ると言われていたが車検時まで引き延ばしていた。同じ症状が、この代車フィットにも、今にもでてきそうな感じだ。ミッションオイルの汚れの問題より、そもそも、コンピュータの制御プログラムが悪いのではないか。半クラ状態時のエンジンの回転力が低いときに出てくる症状だ。(ちなみに我がフィットの振動はミッションオイルを交換すると直ったのだが)。

オートマ車は、アクセルとクラッチの微妙な具合を自分で調整できないのだ。

走行中のショック吸収の具合も緩慢。一般にはこのほうが乗り心地がよいとされるのだろうか、路面の段差などをあまり感じないように揺れる。

コーナーの曲がり具合は、ハンドルの軽さのおかげで、やや曲がり過ぎくらいになってしまう。これは普段からの癖のせいだろうが、も少し堅いハンドルのほうがいい。

坂道を下るときのエンジンブレーキのかかり具合は気持ちいい。いいところはこれくらいか。

ハンドルの緩さに加えて、ゆとりにかける動きだし、ふにゃふにゃの乗り心地。これらはスポーツモードにシフトしても同じだった。

車検の点検が終わって、我がフィットに乗換えたとき、全体に締まった感じがした。こんな経験ははじめてだ。5年、5万キロ走っ車のほうが、新車よりも引き締まった感じがするなんて。もっとも代車が同じ車種だったからというのものあるだろうが、これでは、同じ車種の新車に乗換えるということはあり得ない。こんなんでいいのかホンダさん。と営業担当のYさんにいうと、もうすぐフィットはモデルチェンジするらしい。

実は、フィットの乗り心地は、日本の市場に合わせて、2回も変更されて、ふにゃふにゃになったという。それは以前も書いた。次回はもっとふにゃふにゃになるのだろう。

でも、よく考えると、5年間5万キロのってても、新車と変わらない乗り心地の車という評価もできる。いい車ということか。


土 - 3 月 24, 2007   11:12 午後