初代フィットは足回りが固い


フィットの定期点検。待っている間にエアウェイブのパンフレットをみていたら、どうもこの車、ホイルベースが10cm長いものの、フィットベースのような気がした。

営業担当に聞くと、ずばりその通りだった。1.5リットルSOHCエンジンで10・15モード燃費18。この車体で1.5リットルは小さくないかと思ったが、軽快な走りだそうだ。うちのフィットは1.3リットルだが、軽快な走りが気持ちよい。それでも買った直後に1.5リットルのスポーツタイプが新発売されて、がっくりきたものだ。もう少し待てばよかったと。

そこで聞いた話だが、初代フィットは歴代フィットのなかで足回りがいちばんタイトなんだそうだ。カーグラフィック誌が、その評価でヨーロピアンテイストのサスペンションと評して減点対象にしたらしい。大衆車として販売するなら日本人好みの柔らかい仕様になっていないのは欠点ということらしい。

我が家のフィットは、それにアルミホイールを装着しているのだが、そのタイヤがとても薄っぺらくて、納品時には驚いたものだ。路面状態がそのまま伝わってくる。たしかに長時間乗っていると疲れるかもしれない。そういえば、後部座席にいる子供たちは、フィットにしてから車に酔うようになった。オデッセイのときはそんなことなかったのに。シートをレカロにかえるとかすると座り心地が改善されるなどの対策はあるだろうが、フィットにレカロってもったいない。

世の中にはすごい人がいるもので、初代フィットに試乗して購入したユーザーの話を聞いた。その人のところに届いたのが第2世代フィットだったらしい。すぐに試乗した車と乗り心地がちがうとクレームしてきた。調べてみると、確かにサスペンションの変更がなされていたらしい。つまり乗り心地を日本人好みに変更したらしい。しかし既に初代フィットは販売終了で在庫もなく、しかたなく試乗車と交換したとのこと。

どのくらいの時間試乗したのか聞き忘れたけど、納品までの間にかなりの期間があっただろうにも関わらず、試乗したときの乗り心地を覚えていて、それと違うと思えるのがすごい。車好きのひとなんですね。


金 - 9 月 16, 2005   11:02 午後