かんぱん(肝斑)


目の下の頬のあたりに出るシミで、ほぼ左右対称に出るのが特徴らしい。30〜40代の女性に多いという。いわゆるシミそばかすの類とちがって女性ホルモンとの関係が深いとのこと。したがってメラニン色素を焼き切るレーザー照射による治療はあまり意味がないそうだ。

最近、というかここ1〜2ヶ月のうちに、カミさんの顔にシミが目立ち始めた。

カミさんの知人情報によってそれが「かんぱん」と呼ばれるものであることを知って、ネットで調べてみた。すると、出てくる出てくる「かんぱん」情報。肝斑と書くが、肝臓とは関係ない。さらに調べてみて分かったが、カミさんの場合は、卵巣膿腫の治療薬がいわゆるピルの一種だったが、それが悪さして肝斑が出てくるらしい。

ところで、この肝斑情報。普段、ネットで何かを検索するとたいていは1ページ目に登場するWikiも、この「かんぱん」に関しては下位ページに押しやられていた。そのうち、確からしいサイトとして個人のページではなさそうなものを選んで、読んで見た。症状や原因、治療方法、予防方法など詳細にわたって書いてある。上記の肝斑の説明は、そのページの要約。

カミさんの知人が、レーザー照射によって肝斑の治療をしているそうだ。ずいぶんと綺麗になってきたという。しかし、レーザーなどの外的治療ではなく、内服薬による治療が効果的との説明だ。検索で引っかかった他のページにも同じ様なことが書いてあった。

ふと、湧いた疑問。

そのサイトの主宰が誰なのか気になったので、調べてみたがプロフィールが見当たらない。正体不明のまま、薬の効果を述べているだけ。ん??

他のサイトは明らかに薬の宣伝だと分かるものも多い。

そういうことだった。にわかに肝斑が取り上げられているのは、その治療薬の宣伝のためだった。

ちなみに、閉経後は自然と治るらしい。

と言うと、「私は今、治したいの!」という。

だから薬が売れるんだよね。


水 - 11 月 21, 2007   12:53 午前