禁煙セラピー(2)


禁煙セラピーをもう一度読み直す。どうして禁煙に失敗するのだろうと思いながら。1年半前、読んだだけでタバコをやめられたのは何故か。そういうことも考えながら。

土曜日の夜、寝る前に読んだら、日曜日の朝のタバコが猛烈にマズかった。これだ、この感覚。はじめてタバコを吸ったときは、誰でもマズいと感じるというときのマズさ。それを感じるとることができるかどうかが、洗脳から逃れることが出来るかどうかの分かれ目。

しかし、今日一日、どうしても禁煙を始める気になれなかった。やめればいいのに、次の1本は旨いと思うことにすると、確かにそれで吸えるようになる。

夜、もういちど読み直す。もう少し丁寧に。もういちど。

すると、今、ボクが陥っている状態に対して、示唆的な内容を読み取ることができた。
タバコ自身が生み出す恒常的不安感
減塩は禁煙よりずっと難しい
禁煙の意志を粉々にする「一服」の破壊力

もう必要のないことを心から喜ぶ

そう、喫煙の罠は、一本吸ったとたんに陥る、タバコを吸えない状態の不安感。その解消のために次ぎの一本を吸う。その繰り返し。ますます頻度が増える。

禁煙の喜びは、もうタバコが必要ないという安堵感からくる。

タバコをやめられない限り、いまの状況も抜けられない気がしてきた。
はやく、その安堵感がほしい。


月 - 6 月 4, 2007   11:42 午後