タバコやめてたんじゃなかったんですか?


そう言われてもなお、吸い続ける自分が情けない。ちょっとタバコを吸うから、といっていちいち待たせたり、挙げ句の果てには、カフェの喫煙席で打ち合わせをしていた。いま思うと好意に甘えて、とんでもないことをしたものだと反省すること頻り。

一年前、同じ人物に、禁煙状態を自慢したら、褒められるどころか「1ヶ月(1年だったっけ?)で復活した人知ってますよ」とあっさりと否定的なことを言われた。私はそのときすでに1ヶ月を過ぎていたから、そんなに簡単に復活してたまるか、と内心思っていたものだ。

しかし状況は変わって、昨年4月上旬。睡眠不足の眠気覚ましを理由に、喫煙が復活した。でもそれは喫煙したかった理由を自分で勝手につくっただけであることも分かっている。だから、またすぐに禁煙できると思っていた。でも、止めれない理由はいくでも見つけることができた。そうこうしているうちに、ついに1年も経ってしまった。

「まえはどうしてやめれたんですか」

『禁煙セラピー』を読んだからだ。それさえ忘れていた。しかし、喫煙復活したのちも何度か読み返したが、禁煙できなかった。そういえば著者が昨年亡くなった。そのときも思い出して読み直した気がするが、禁煙できなかった。はじめて読んだとき、どうして禁煙できたのだろう。

でも喫煙が周囲に迷惑をかけていることは承知している。それが分かっていて止められない自分が情けない。もういちど『禁煙セラピー』を読み始めた。まだ途中までしか読んでいない。


日 - 4 月 1, 2007   03:43 午前