今年のクリスマスカンタータは合唱がよかった合唱が上手だった。人数も多かった。人数が多いのにバランスがよくて音がクリア。アルトの声もよく響く。マイクはいらなかったのではないか、と音響担当が言っていた。どうしてもマイク近くの人の声を大きく拾ってしますので、せっかくバランスよく歌っていてもそれが崩れてしまった。
照明は、相変わらず手作業での補正をしないといけない。ゲネプロの時点で明らかになった配線ミス。調光卓に貼付けてあった照明の名称に合わせて配線したら、記録していたデータとオケ・合唱関係の4つの回路が2つずつ入れ替わっていた。調光卓に貼付けてあったのが古かったのだ。いろいろな行事につかっているので、最終版がはがされたのかもしれない。
ゲネプロは手作業で入れ替えをしながら調光してたので、ホリゾントの色まで気が回らなかった。本番直前のリハーサルで、どぎつい色だったことに気づき、手作業で淡い色に変えていった。ヒア汗ものだった。 ここで、ちょっと用語の整理。 ゲネプロとはドイツ語のゲネラールプローゼの略で、本番同様に進行させる最後の通し稽古のこと。リハーサルとの違いは、「通し稽古」というところにあり、それを英語では「ドレスリハーサル」というらしい(Wikipedia)。 クリスマスカンタータでは、本番2日前にゲネプロを行い、本番直前にリハーサルを行っている。ゲネプロ終了時に、ゲネプロとリハはどうちゃうねん?と聞かれて、ドイツ語と英語のちがい、と答えたけど、どうもそれだけじゃなかったようだ。 クリスマスカンタータのゲネプロは、全ての出演者・スタッフがはじめて一堂に会して通し稽古する。いろいろな問題点が出てくる。オケの並び方だったり、譜面ライトが切れたとか、合唱の雛壇が足りないだとか、ライトの当たりが悪いとか、稽古というより会場設営に関する問題のほうが多い。 また、通し稽古といっても、この日に演出が変わったりする。だから途中でとまることもしばしば。それに裏方のスタッフは、舞台監督も含めて、そこらじゅうをウロウロして指示を出している。だからいわゆるゲネプロではない。 ゲネプロ終了後にいろいろな調整をして、本番直前にもういちどリハーサルを行う。本番直前のリハはほぼ本番通りに進行する。写真撮影もリハのときのほうが多い。だから、用語的には逆のようにも思う。 ところが、今年はリハの時点でも照明はまだ不完全。とくにホリゾントの色はリハ中に試行錯誤しながら調整したので、同じシーンでリハと本番で色がかなりちがうところがあったりする。さらに、今年は本番直前のリハで演出が変わった。照明係には何の連絡もない。そんなのあり? 手作業で調光できる範囲で対応したが、間に合わないかった。ちょっと残念。 |
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カレンダ
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Total entries in this category: Published On: 1 月 24, 2010 01:09 午後 |