ストラビンスキー:春の祭典


今日の夕方、ワレリー・ゲルギエフ指揮、マリインスキー劇場管弦楽団の「春の祭典」をきいた。実は、自宅にはまともなFM受信環境がない。今日はたまたまiPodを持ち出さずに車に乗ったので、車のなかで聴いた。

NHKのサンデークラシックワイドなる番組だったようだ。なかなかCDを買えない今日この頃。FM放送を聴けば良いということを忘れていた様な気がする。

ゲルギエフは胡桃割人形の全曲盤を聴いて、バレエ音楽というより交響楽的な響きに感動した。以来ずっと注目している。いろんな演奏が聴きたい。とくにロシア系。ショスタコーヴィッチの交響曲第5番最終楽章はどんなだろう。いろいろ聴きたいと思いつつなかなかその機会に恵まれなかった。CD買えばいいんですけどね。

春祭(はるさい)は、好きな曲だが、昔はレコードのダイナミックレンジがどうのこうのと録音の凄さを誇るための曲という位置づけだったように思う。たしかフィリップスから出たコリン・デイビスの春祭は新譜で買ったように思う。CDはデュトワ指揮モントリオール交響楽団しか持っていない(ドラティ/デトロイト響もあった)。

ゲルギエフの演奏は、冒頭のファゴットソロが終わってから、ややテンポが速く展開する。ときどき、極端にテンポが変わるところがあり、あれと思った。それは、バレエを意識しない演奏スタイルなのだろうか。ちょっとオケの響きが荒削りな雰囲気もあるが、それはこの曲のせいだろう。音の分離がよくて、低音楽器の動きがよく聴こえる。車のラジオでこのくらい聴こえるということは、結構すごいのかも。

全曲聴いていたいが、家についてしまった。つづきは家のなかで。ところが、車を降りて家にはいったとたん、そんなことは忘れてしまった。

いま、NHKのWebページでオケを確認しようと番組表をみて、ライブ放送だったことを知った。ちゃんと聴いておくべきだった。くやしい。


日 - 11 月 18, 2007   11:09 午後