吹奏楽部のサマーコンサート


西武百貨店のご好意で、昨年に引き続き今年も西武の正面玄関前で吹奏楽部の夏休みコンサートをした。天気予報では雨が心配されたが、降らなかったのでよかった。さすがに駅前だけあって、音出しをしているとお客さんが立ち止まってくれて、大勢の人が演奏を聴いてくれた。

1時と3時の2回公演。それぞれ30分ずつ。曲目は、ペコリナイト、蕾、箒星、千の風になって、ルパン三世、Winding Road、人生のメリーゴーランド。1回目と2回目で若干曲目を変えてたけど、アンコールをいただいたので、結局ほぼ同じ曲数を演奏した。いつもアンコールは大学関係者がサクラで声をかけてくれるのだけど、今日は、本当に、もういちど千の風になってを演奏してほしいと言われたり、拍手をずっと続けていただいたりしました。部員一同、うれしかったです。お客さんが楽しんで聴いてくれると、演奏(指揮)してても、とても楽しいものです。部員も今日は楽しかったと喜んでいました。

実は、先月からずっと忙しかったので、一番練習不足だったのは指揮者です。本番前の最終練習日でさえ、テンポの設定があいまいだったり、拍子が変わる小節やフェルマータのときの棒の振り方がきまっていなかったりしてた。それでもちゃんと曲になって聴こえるのは、優秀な部員のおかげ。指揮者がいなくても立派な演奏ができるということかな。

最近、基礎トレーニングと称して教則本を一緒に練習したり、指揮者が来るまで自分たちだけで合奏してたり、学生主導型の練習が定着してきた。トレーナー担当の学生がいろいろ指示を出していて頼もしい。もっとも指揮者は音楽的素養がないので、チューニングも微妙なところは分からないし、和音も合っているのかどうかよくわからない。だからその辺りは優秀なトレーナーに任せっきりにしている。そのまま彼女が指揮をすれば良いのにと思うが、彼女自身は演奏したいんだろうね。

指揮者の素性をよくしらない新入生部員に、今日はずっと笑顔でしたね、と言われた。練習中はしかめ面をしているらしいが、それはこちらにゆとりがないから。みんなを指揮しているといより、むしろ合奏に合わせて指揮の練習させてもらっている感じだからだろう。

本番は、みんなをリラックスさせて良い演奏ができるようにする役割にまわる。だから笑顔が基本。また指揮者は背中で聴かせる楽器のひとつと考えて、曲の雰囲気に合わせて振りを意識的に変えて、視覚的効果をあたえているつもり。


土 - 7 月 21, 2007   11:16 午後