MacOSX 10.5 移行アシスタントで多大なる時間の浪費


職場で新しく、iMac(20inch)を購入したので、PowerMacG5から「移行アシスタント」を使って、従来の作業環境をそのまま移設した。PowerBookG4の内蔵ハードディスクを換装するたびに、「移行アシスタント」を使ってきたので、難なく移行できる筈だったのだが…

これまで使っていたのは10.4の「設定アシスタント」だったのかもしれない。

新品のニオイがプンプンするiMac。20インチといえども、これまで使っていたのが17インチだったので、とても大きく感じる。

電源をいれて、いちばん最初の起動時のユーザー設定のところで、「別のMacから」移行というのを選ぶと、接続先の「別のMac」にiMacに付属のインストールDVDから必要なアプリをインストしろ、との指示。

指示通りにインストして最新版に更新された「移行アシスタント」を起動し、iMac側に表示されている暗証コードを入力。しかし、もう一度コードの入力画面がでてきて、再入力すると、ようやくiMacとの通信をはじめようとしている様子。

iMac側ではなかなか「別のMac」に接続されない。Firewire800と400の接続コードがないので、ネットワーク経由を選んだのがまちがいだったのだろうか。延々と検索をし続けて、散々待たされた挙げ句の果てに、接続できませんでしたとエラー表示。

何度やっても同じだった。この時点で不安が募る。ひょっとして一日仕事かも…

きっとG5が10.4だからだろうと思った。古いOSからの移行ができない「移行アシスタント」なんか意味ないやん、と思いながらも、今日しか新しいiMacのセッティングをする日はないので、これまでずっと放置していた10.5へのアップグレードを決行。インストを始めてから後悔することしきり。なぜなら、2時間かかる、と表示されたのだ。

結局1時間程度でOSのアップグレードはすんだように思う。

この間、移行アシスタントは、最初の設定のあとでも出来るから、とおもってiMacの最初の設定をすませてしまった。

しかも、G5とおなじアカウント!

それがいけなかった。



(Snow Leopard のインスト関連で自分の記事を読み返してみて、この記事が書きかけだったことに気づきましたので、以下を追記します。2009年9月2日。)

移行アシスタントは、起動中のアカウントと同じアカウントからの移行ができないのだ。
よく考えると当たり前の話なのだが、何か勘違いしてたか、タイムマシンと間違えたか、10.4のときと仕様が変わってしまったのか、とにかく、同じアカウントでは移行アシスタントが使えないことがわかった。

新しいマシンにまだアカウントを設定しない状態、つまり一番最初の設定のときにアカウントを設定しなければいけなかった。

そこで、結局どうやったのか、実は今ではもう思い出せないのだが、たしか以下の2つの方法を両方とも行なったと思う。

(1)新しいiMacのほうに別アカウントをつくって、最初につくったアカウントを削除して、それから移行アシスタントを使う。
(2)付属のDVDを使って新しいiMacをもういちどクリーンインストールし直す。

どちらかの方法で、G5のアカウントと別のUIDが与えられてしまって、G5のホームディレクトリにアクセスできなくなってしまった。この辺のところが詳しくわからないが、データを完全に移行したとはいえ、サブマシンとして使うG5のデータに普通にアクセスできないのは不便なので、もういちど別の方法でインストしなおした。

しかも、Firewire接続ではなくて、ネットワーク経由だったのだが、あとでネットワーク管理者に聞くと、研究室へのLANは100BASEということだった。Mac自体はギガビットイーサなので、てっきりギガビットで接続するものと勘違いしてた。

雪豹にするときは、くれぐれも注意。


金 - 4 月 10, 2009   12:11 午前