Mac版の年賀状ソフト


長年愛用してきた「宛名職人 」(アジェンダ)の最新版(Ver.15)が、ようやく10月31日に発売されることになった。昨年の発売予告以来、再三発売延期が伝えられ、開発を断念するのではないかと危ぶまれたが、なんとか発売に漕ぎ着けることができたようなので、ほっとしている。

Mac用ソフト開発の老舗だったエルゴソフトが、EG Word(ワープロ)の開発を中止したのは記憶に新しいが、アジェンダには、ぜひMac用ソフトを開発し続けてほしい。

一般に、Windowsでは同じ用途のソフトでもたくさんの種類があるけど、Mac版ソフトにはあまり種類がない。年賀状ソフトもその一つで、ひょっとしたら「宛名職人」しかないような気がする。

「宛名職人」は、アップルが漢字Talk7かOS8を発売した頃、クラリスワークス(統合ソフト)と一緒におまけとしてついてきたソフトだったと思う。年賀状をつくるためのソフトというより、住所録ソフトとして便利なので、何度かバージョンアップしながら使い続けてきた。とくに宛名印刷機能を重宝している。

しかし、ユーザーインターフェース(UI)がMacらしくないところが多く、特にMacOSXになってからは、MacOSXの新しいUIに追随できずに、OSとの違和感が顕著になってきた。

また、個人的にはMacOSX標準のアドレス帳との統合を図りたかったが、実行しないままになっていた。

アドレス帳は、ケータイのアドレス帳も含めて一元化したいが、これまではケータイ自体がMacと連携できなかった。先日、auケータイでメモリカードにバックアップしたアドレス帳(CSV)によって、ようやくメールとケータイ番号の統合をなし得たところだ。iPhoneに電話番号を引き継ぐためだが、結局ほとんど手作業となってしまった。

次は、宛名職人とアドレス帳のデータの統合を実現したい。新しい宛名職人で、簡単にそれができるのだろうか。

「宛名職人Ver.15」は昨年末に発売予定だった。昨年のこの時期に前バージョンを購入しておけば無償バージョンアップ可能ということだったので、久々にバージョンアップしたのだった。しかし、開発が予定どおりに進まずに、発売がどんどん延期になって、年末をすぎ、年が明け、ついに一年も待たされた結果になった。

あたらしく生まれ変わったという宛名職人。MacOSX用の年賀状ソフトとして、あるいは住所録ソフトとして、その使い勝手の良さを期待する。


日 - 10 月 12, 2008   09:08 午後