Mac OS X 10.5.3 アップデート


Mac OS X 10.5.3 Combo Update が配信された。536MBもある。「このアップデートの内容について詳しくは 」には、現時点でまだ日本語訳がでていないが、英語の説明を読むのも面倒くさい。10.5.2における様々な不具合に対応していると思われるのでさっそくアップデートした。

10.5.2では、ディスクユーティリティでアクセス権の修復をすると、「ACLは見つかりましたが、"System/…"にあるはずではありません」とのメッセージが表示されるが、それを修正したとも表示されない。何度やっても同じ。

しかもとてつもなく時間がかかっていた。

「ACLは見つかりましたが」で検索すると、多くのユーザが同じ症状で、同じ疑問を感じたことがわかる。Appleではサポートページで、不具合を起こすものではないので、そのまま見過ごしてよいと解説していた。

Mac OS X 10.5:「ディスクユーティリティ」のアクセス権の修復で SUID ファイルに関するメッセージが表示される

しかし、気になる。10.5.2のCombo Updateをかけると解消する という記事も見つけたので、さっそく試そうとしたら、「Mac OS X 統合アップデートはこのボリュームにインストールできません。このボリュームは、このアップデートの要件を満たしていません。」と拒否されてしまった。いままでのMac OS X では、同じバージョンでもアップデータを再び実行することができたのに、10.5.2ではそれができなくなっていたのだ。Windowsではよく出くわした対応なので、Appleもそうなったのか、と思ったが、なにか釈然としなかった。

きっとこれが解消しているに違いない。

10.5.3 Combo Update をさっそくダウンロードして実行すると、「インストール先の選択」を飛ばしてインストールが進んだ。きっと起動ディスクした接続していなかったので、自動的に判断したのだろう。待ち時間は11分と表示された。

インストール終了後に再起動を催促するウインドウが表示される。これも10.5になってからは、このメッセージがより目立って表示されるようになった。

再起動する前に「起動キャッシュを書き替えています」と表示され、時間がかかることを知らせてくれる。

再起動して、もう一度アップデートを試みて、10.5.2アップデータでの状況が方針なのか不具合なのか確認しようとした。すでに10.5.3にアップデートが完了しているにも関わらず、インストは正常に進行していった。やっぱりバグだった。

同様に、ディスクユーティリティでアクセス権の修正を試みた。意味不明のメッセージは表示されなくなった。

とりいそぎ、上記2点を確認。些末なエラーかもしれないが、直っていてスッキリした。

その他に変更されたアプリケーション一覧(順不同)

「アプリケーション」フォルダ内
辞書
プレビュー
アドレスブック
Time Machine
Mail
iSync
iCal
Exposé
DVD プレーヤー
Dashboard
Automator
Safari
iChat
Spaces
Photo Booth

「ユーティリティ」フォルダ内
ディスクユーティリティ
RAID ユーティリティ
リモートインストール Mac OS X
ディレクトリ
キーチェーンアクセス
アクティビティモニタ
ColorSync ユーティリティ
移行アシスタント
ターミナル
X11
Podcast キャプチャ
Bluetooth ファイル交換
VoiceOver Utility
ネットワークユーティリティ

たくさんのファイルが修正されているようだ。

気のせいか、Web表示も少し早くなったようにも思う。


木 - 5 月 29, 2008   05:38 午後