Tigerの再インストールで別ディスク内容を継承


親父のPowerMac G4の起動ディスクが破損したのを、ようやく修復することになった。Tigerの別ディクスの内容を継承する機能(設定アシスタント )を利用すると復旧がとても楽。

親父のPowerMac G4は、HDを20GBと10GBと2台搭載していて、20GBのをメインに使っていたのだが、それが破損した。予備として事前に10GBのHDにほぼおなじアプリケーションをインストして、メインのHDの修復用にしていた。しかし修復できなかったので、サブHDで起動して使っていてもらった。

破損がなぜ起きたのか原因はわからないが、たぶんOS9をClassic環境として起動して使っているうちにおかしくなったと思われる。Classicで使っているソフトは、主として囲碁と将棋。残念ながらMacにはマトモな囲碁将棋ソフトがないので、古いソフトを使い続けているという状態。それが悪さしたのだと思う。自分自身はもうほとんどOS9を起動しなくなったので、原因を追及するのも面倒くさくなった。

今日、サブHDにコピーし忘れているのがないか、もう一度確認して、またアプリケーションも見比べて、メインHDを消去していいかどうかの確認作業をする。もともと容量が違うのですべてをコピーしておくこともできないのだが、必要最小限はコピーしているはず。しかし、それをチェックする術は、見比べるしかない。

そののち、TigerのインストDVDをいれて再起動。インスト開始前に、ディスクユーティリチでメインHDをフォーマットした。普通にインスト開始しても、フォーマットしからインストするかどうか確認できたハズだが、事前にしておいたほうが安心感がある。フォーマットを完了して、ようやくインスト開始。20分程度で完了の予定だった。

ところが、20分くらいたつと別のハードディスクの内容を引き継ぐかどうか聞いてきた。

そういえば、こういう便利な機能があったのだ。できるだけサブHDを復元したいので、チェック項目をすべて選ぶ。項目は忘れた。通信環境が標準で選択されていたように思う。アプリケーションとドキュメントがオプションで選択できた。これでアプリの再インストの手間が省ける。いまさらながら、これはとても便利だ。

OSの再インストで面倒くさいのは、このアプリケーションの再インストだ。それを引き継いでくれるのはとてもうれしい。ただし、クリーンインストールではないので、不具合も継承することになる。とちゅう、コピーできないアプリがあるから再インストせよ、と報告がでた。

最後にユーザ登録画面。たしかこの画面はスキップできるハズだったが、キーコンビネーションを忘れた。親父はネット接続してないので、ここでユーザ登録はできないが、毎度、再インストールするたびに登録画面が出てくるのにはちょっと閉口する。

再起動すると、確かにさきほどまで使用していたデスクトップ環境。いくつかのアプリケーションがドックに表示されない。確認すると、アプリ本体がコピーされていなかった。これはコピーできないアプリとして報告されていなかった。どういう基準でコピーできたりできなかったりするのだろう。

さらに、持参したTigerのアップデーターを施して最新バージョンにした。ネット接続していないユーザにはOSのアップデートなど無縁の世界。不具合の解消が主としてネット上の脆弱性の問題だけならいいけど、いろいろな不具合を解消しているアップデータのはず。でもいまどきパソコン買ってネット接続しないユーザのほうがめずらしいんだろう。なんだかんだといって約1時間半かかった。


日 - 11 月 18, 2007   10:59 午後