Skypeを初めて使ってみた


Skypeというのはインターネット通信網をつかった無料電話サービスのこと。一般に流布して3〜4年くらい経つと思う。いままでインストしてても使ったことがなかった。その必要性がなかったからだが、今回初めて使う機会があったので、その印象をまとめておきたい。

いわゆるインターネット無料電話と思っていたのだが、実はiChat AVと同じように、いつの間にかビデオチャットへと機能進化していた。

MacOSXのiChat は、もともとAOLのIM(インスタントメッセンジャー)互換クライアントとして登場した。MSメッセンジャーとかYahooメッセンジャーとかが流行っていた頃のこと。のちにiSight (すでに販売終了。最近のディスプレイ一体型Macには内蔵されている)というWebカメラを併用して、ビデオチャットに対応した。つまりインターネット回線をつかってテレビ電話ができるようになった。いまでは4人が同時にテレビ電話会議ができる。

といっても使ったことはなくて、スティーヴ・ジョブスの基調講演のデモンストレーションを見て知っているだけ。

今回試したSkypeは、電話機能しかないと思いこんでいたのだが、ビデオカメラを接続するとiChatと同じようにテレビ電話にもなるし、会議モードもあって10人まで同時に接続できるようだ。

なんといっても電話代を気にせずに音声通信できるのが魅力的だが、いまどき携帯の定額制度などがあるので、実質的には不要かなとも思っていた。今回使用したのは、学生と研究調査の打ち合わせだが、学生側からメール送信がうまくできなくて、苦肉の策として採用した次第。

最新バージョンをインストしたものの、使い方が分からない。すでに学生側からコンタクト認証のメールを送っているというが、その受信もできないし、どうやって接続するのか不安になる。かつて情報科学の授業を担当してた教員とは思えない失態。ここ2年くらいの情報技術の進化からはとりのこされている自分を発見。

学生側からは接続するので、そのまま待っていてほしいとケータイメールでの連絡。どうやって接続するのか分からないまま、突然メッセージがとどき、相手と音声が繋がった。実用上問題ないのだが、どうして、どのように繋がったのかが理解できないのが悔しい。

メール送信とちがってタイムラグもなく、また電話片手に資料を見ながらしゃべるのと違って、Macから離れずに、キーボード打ちながら会話したり、その場で資料をメール送信してもらったり(結局Skype使用時には学生側のメール機能が回復していた)して、なかなか便利だと感じた。

今回は音声通信だけだったが、ビデオを併用するともっと使い勝手がいいと想像できる。も少し利用方法等をくわしく調べて、いろいろと活用したい。


日 - 3 月 25, 2007   06:46 午後