KeynoteとPowerPointの互換性


KeynoteのPowerPoint(vx)互換機能は中途半端。ファイルサイズが5倍に膨らむので、あとでスライドデザインを設定しなおす必要がある。

Keynoteの上映サイズ変更はとてつもなく時間がかかる。

まちがって小さいサイズで作成してしまったら、取り急ぎPowerPoint用データに変換するのが手っ取り早い。

keynoteの書き出し機能をつかって、PowerPointで読み込み可能なファイルに変換してみた。PowerPointなら画面サイズに合わせて上映してくれるからだ。変換後、なんとファイルサイズが5倍くらいにふくれあがった。

変換されたPowerPointファイルを開くと、keynoteでは影付きの文字や画像の「影」部分が、点のあつまりで表示されてしまう。見にくいし、読みづらい。それでもPowerPointだったら、モニタサイズびったりに表示される。ま、許容範囲としよう。

しかし、ファイルサイズが膨らむ原因は何か?

まずグラフが画像データになっているのでは?

グラフをクリックしてみると、ちゃんとデータ入力用のウインドウが開いた。単に画像化したわけではなく、グラフとしての属性もしっかり変換されていた。しかし、そこでいきなりPowerPointデフォルトの配色に変更されてしまった。そして元に戻せない。これはPowerPointの問題だろうか? Keynoteで設定された属性はグラフの種類と数値データのみのようだ。でもなぜ最初はkeynoteと同じように表示されうのだろう? ちょと中途半端で困った機能だ。

他にファイルサイズが膨らむ原因となるようなことはないか?

PowerPointの画面をよく見ると、スライド一枚ずつに別々のデザインテンプレートが割当られていることを発見。PowerPoint側で改めてスライドデザインを設定しなしてみた。当然ながらスライド毎にレイアウトがズレるので、調整しなおさなければならない。しかし、そこは慣れたPowerPointだけあって、スライドマスタの修正などを施して短時間で処理できた。

とりあえず、最低限のスライドはこれで用意できる。

気になるのは仕上げ。できるだけきれいにしたい。となると、PowerPointでは表示できない「ぼかし」を何とかしたい。

Keynoteで影(ぼかし)を使わないように設定しようとした。ところがグラフは影をつけないという設定ができるが、凡例の文字からは影をとることが出来ない。どうやってもPowerPointでは写りが悪い。ひょっとしてPowerPointのバージョンが古いからだろうか。

いずれにしても、keynoteで美しくつくったスライドは、keynoteで上映できるようにしないと意味がなさそうだ。


土 - 9 月 9, 2006   09:06 午後