EPSON PM-4000PXをTigerで使う方法


23日に悪戦苦闘して、結局他のMac(Panther)の共有プリンタとして接続すると使用可能になったPM-4000PX。Appleのディスカッションボードにおいて、数々のトラブル情報をみつけることができて解決の糸口がみえた。

23日の時点で、どうしてここに解決方法があることに気づかなかったのだろう。よっぽど焦っていたにちがいない。

トラブル情報を集約すると、Tigerにアップデートしたら不具合が発生するというもの。Tigerの問題か、それともPM-4000PXの問題か。いずれにしても、そういう情報が一切エプソンのサイトにないのはかしいのではないか?

結論としてのTigerで使うための手順は以下のとおり。

(1) TigerのインストールDVDからOptional Installを起動して、 EPSONのプリンタドライバを入れ直す。
(2) プリンタ設定ユーティリティを起動して、PM-4000PXを開く。
(3) 追加ボタンをおして、普通に追加する。

つまり、Tigerを標準インストールしたあとの状態なら、ドライバをインストールすることなく普通に使えたということだ。

では、ダウンロードしたドライバではなぜプリンタを登録できないのか。

実は、Tigerに付属のドライバのバージョンは1.8.6だが、エプソンのドライバダウンロードサイトに置いてあったバージョンは、すべてのアップデータを実施しても、1.8.1だったのだ(Pantherで確認)。

この対応、信じられない!

たとえば、CANONはTiger対応の最新ドライバを置いてあるし、HPの場合、Tiger同梱のドライバを使え、と明記してある。そういう対応ができないのだろうか。

また、Illustrator CSでの印刷の不具合もあるようだが、それについては、Adobeのサポートサイトに記載されている。

エプソンのサイトには自慢げに「日系ビジネス2005年アフターサービス調査、プリンタ部門満足度第1位」なんて書いてあるが、こんなサポート体制で第1位になるとは、驚きだ。その調査はWindowsユーザだけ、しかもIllustratorを使わない人たちに限ったものなのだろう。

大多数に対応していれば、少数派は切り捨てても良いという姿勢は、パソコン業界に限ったことではないが、そういう姿勢が蔓延しすぎてはいないだろうか。それが企業なら最終的には利益をもたらさないだろうし、政治なら国家を危うくする。


火 - 9 月 27, 2005   11:46 午後