Tigerの価格


TigerにはQuickTime7Proは含まれない

Tigerの価格は14,800円。WindowsXP Pro SP2が33,000円するのに比べると半額だ。安い!だからMacOSXには価格面でのアドバンテージがあると思っていた。

しかしWindowsユーザーは新規で購入することはほとんどなく、ハード付属のOEMパッケージ(2万円強)か、既存ユーザーがアップグレード版(22,000円)を購入することを考えると、実際には2万円程度というのが相場だ。それでもまだMacOSXは安い。

ところが実際に使い始めてみるとマルチメディアコンテンツを作成するユーザーにはQuickTimeProが必須アイテムになるが、Tigerの価格にはこれが入っていない。既存のQuickTime6のProユーザーはQuickTime7のPro版を別途3,400円で購入しなければならない。結局のところ18,200円かかることになり、WindowsXPとほとんどかわらない価格になる。まあそんなものか。

WindowsXPはHome版とPro版をわけて価格差をつけたが、その差はWindowsドメインに関するもの。自宅ユーザーにはあまり関係のない機能と言えるので、自宅だけで使う場合あえてPro版を買う必要はない。しかしQuickTimeProはちがう。MacOSが標準で扱うムービーはQuickTimeなのだから、最初からPro版を同梱してもよいのに。もしくはOSそのものの価格をもっと下げてもいいのではないか。


月 - 5 月 9, 2005   07:31 午後