事件簿 その2

デジタルピアノとシリアル接続したいけどモデムがCOMポートを占有しよる〜
 − オンボードモデムのCOMポート占有の解除方法 −

 

 7〜8年前に購入した我が家のローランド製デジタルピアノ(HP2800)。PCと接続し、MIDIデータの打ち込みをするためには、シリアルコネクタ(RS232C)かMIDIコネクタ(IN,OUT,TRUE)でPCと接続する必要があるのですが、我が家のノートPC(セカンドマシン・IBM製)には、USBポートはありますが、シリアルポートが付いていないのです。もちろんMIDIポートなんてあるわけありません。

 そこで、USB-シリアル(SERIAL)変換ケーブルを購入して、ドライバーを入れたのですが、COMポートの設定がうまくいかないのです。PCのマザーボード上にCOMポートを使用するモデムなどの機器がついている場合、それが自動的にCOM1や2のポートを占有してしまうため、あとづけの機器(USB-SERIAL変換ケーブルなど)には大きなCOMポート番号が自動的に振られることがあり、そのドライバが対応できないことがあるようです。

 今回の場合は、ノートPCのオンボードモデムが、COMポートの1〜4番を占有するため、USB-SERIAL変換ケーブルには5番以降のポートしか開放してくれないことが原因のようです。USB-SERIAL変換ケーブルのドライバーはCOMポート1と2番しか対応できないようですし、「デバイスマネージャー」でモデムドライバーを削除しても、再起動の際には、ドライバーの再インストールとCOMポートの設定が自動的にされてしまうのです。

 そこでGoogle

 すぐにCOMポートを強制変更してくれるフリーソフトが見つかりました。
 http://www.elecom.co.jp/support/download/cable/usb/setcom25/
 COMポート変更のためのユーティリティで「SetCom25」というソフトがELECOMから配布されていて、とても分りやすいインターフェイスのため、簡単に変更することができました。世の中、探せばいろんな役に立つフリーソフトがあるもんです。感謝感謝。

 ということで、一件落着。カミさんがデジタルピアノを使ってMIDIデータの打ち込みに精を出している今日この頃です。