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日本の慣習について |
10/01/21 |
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一人の人間が誕生してから死を迎えるまでには、
様々な、お祝い事、慣わし、風習があります。
1・・・出産祝い
イ 帯祝い
妊娠五ヶ月目の戌の日は、腹帯を巻き安産を祈ります。
犬は多産で、お産が軽いということからこの日を選びます。
腹帯は正式には、岩田帯といって紅白の絹地のものを用いるのですが
翌日からは白木綿にします。
帯は妊婦の実家が贈る慣わしですが、仲人贈る場合もあります。
関西では中山寺で受ける腹帯が有名です。
ロ 出産祝い
出産は、双方の親、兄弟はもちろんその他の身内、親しい人たちに知らせましょう。
それ以外の人には、産後七日過ぎに知らせます。
ハ 命名
誕生後七日目を「お七夜」 といってこの日に名前をつけるしきたりがあります。
役所に届け出るのは生まれた日を含めて十四日以内です。
二 お宮参り
昔はお産は汚れたものと考えられていたため、その忌開けの儀式のひとつとして
産土神にお参りする習慣があります。
地方によって多少の違いはありますが、男子が三十日目、女子が三十一日目となっています。
ホ お食い初め
一生食べ物に困らぬようにという願いを込めて行われます。
生後百日目か、百二十日目を選びます。
しかし、実際には赤ちゃんは食べられませんので真似事だけです。
へ 初誕生日
生後一年を無事に通過したということで、大勢で祝ってあげたいものです。
この日、餅をついて子供に背負わせる風習がありますが、近年は赤飯で祝います。
2・・・節句
赤ちゃんが生まれて最初の節句を「初節句」といいます。
女子は三月三日の雛祭り、男子は五月五日の端午の節句を選んで行われ、
その後健康に育つことを祈ります。
また節句は母親の実家から贈ることになっています。
3・・・七五三
子供が三歳になると、「髪置き」といって、髪型を変えて、
幼児から抜け出す時期の成長の節目としてお祝いします。
元来は三歳で男児も女児も祝いましたが、
近年は三歳は女児だけ祝うのが通例になっています。
五歳は男子、七歳は女子が祝うのが一般的です。
この頃は子供の成長過程で、大変重要な時期であり、
肉体的にも、知能的にも大きく進化発展する時期です。
無事にここまで成長できた喜びを祝うと同時に、
子供にもそれなりの自覚を持つように諭す時ともなります。
そして・・・入園 入学 卒業 就職祝い 結婚と続いていきます。 |
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