滋賀県安土町の観音正寺は西国32番札所です。
西国最難所と言われるだけあって、
自然石で組まれた階段は極めて急峻です。
余に急坂石段のため、中央には手摺りが施されてあり
その手摺りには等間隔に33枚の札が掛けられています。
その札には、一枚、一枚に毛筆でことわざが書かれています。
そのことわざのいくつかをご紹介します。
人知らずとも良心これを知る。
子供は両親の言う通り行動しないで、する通り行動する。
言い訳はすればするほど、自分を惨めにする。
行き詰まりは環境のせいではない。自分の心の行き詰まりである。
真心から出た言葉は相手の心をも動かせる。
人間は逆境に鍛えられて、自信と確信が生まれる。
金を貸せば友と、金を失う。
我が子は深い愛情で育てられながら、親を養うことは忘れがちである。
食べ物に対して文句の多い人ほど健康を害している。
責任を負ってこそ自由がある。責任のない自由は許されない。
人はあるもの粗末にし、ないものを欲しがる。 |