正しくは菩提といいます。
これはサンスクリット語のボーディ・サットヴァの音訳で、それを縮めて菩薩という。
「さとりを求める者」「求道者」という意味です。
人々を救おうとする仏の化身も菩薩と呼びます。
観白在菩薩(アヴァローキティシュバラ) <観音菩薩>
−全ての人々を生きる上での苦しみから救おうとする仏の慈愛の心の化身です。
悟りの知恵を意味します。
聖観音 −餓鬼道に苦しむ人々を救います。
千手観音−地獄道に苦しむ人々を救います。
十面観音−修羅道で苦しむ人々を救います。
馬頭観音−畜生道で苦しむ人々を救います。
准胝観音−梵名シュンデイを音訳した名前で准胝(じゅんてい)仏母とも呼ばれます。
不空羅策観音−人々に利益を施すことを本願とする観音です。
如意輪観音−仏の説法・転法輪が自由にでき、天界をも救うことができる観音です。
観音様は三十三の姿に化身されます。
弥勒菩薩(マイタレーヤ)
−現在は兜率(とそつ)天という天界にいて、56億7千万年の未来に人々を救うために人間世界に 生まれてくると言われています。
地蔵菩薩(クシチガルブバ)
−釈迦入滅後、弥勒菩薩が現れるまでの無仏の時代において人々を救う菩薩です。
普賢菩薩(サンマンダバツダラ)
−諸惑を断じ、理・定・行徳を司る菩薩です。
文殊菩薩(マンジュリー)
−三人寄れば文殊の知恵といわれる。知恵の菩薩です。
勢至菩薩(マハーストハーマプラプタ)
−知恵の光明を以って一切を照らし人々のうちに秘められた善を守り、それを育てる菩薩です。
他、虚空蔵・日光・月光・般若・薬王・金剛・多羅・妙見・香王・五秘密菩薩・・・・などなど、、
みんなそれぞれにあらゆる角度からすべての人々を救うために、この世に現れる仏の化身です。
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