| 屋根のお話   
			雨の多い気候条件の我が国では、建物の外壁面の木部、土壁を守るため、屋根の庇 
 | 
| 
						 |  | 
| 
						眺めたとき、急勾配の軒が目障りになりますのと、自然光が照明の時代だけに室内が | 
|  寄棟造(大仏殿・東大寺) |   寄棟造(東金堂・興福寺) | 
|  入母屋造(講堂・唐招提寺) |  入母屋造(東院堂・薬師寺) | 
|  切妻造 (伝法堂・法隆寺) |  切妻造(禅室・元興寺) | 
| 
						 天平時代の軽快な屋根の代表的な |  本 堂(新薬師寺) | 
|   
			屋根形式で「行基葺(ぎょうぎぶき)」というのがあります。「本瓦葺」の重ね葺きの場 | 
|  本 瓦 葺 |  行 基 葺 | 
|   本瓦葺 (元興寺) 行基葺 |  行基葺(元興寺) | 
| 
						
						  「元興寺 
						極楽堂・禅室」は行基葺屋根ですが、この行基葺の瓦の中には飛鳥時代創 | 
|  屋根形式で錣葺(しころぶき)と言うのがありますがそれには三形式があり、写真の | 
|  |   参考のために寄棟屋根の上半分 | 
|  金堂(切妻造・四天王寺) |  大殿(切妻造・芝増上寺) | 
|  俊乗堂(入母屋造・東大寺) |  念仏堂(寄棟造・東大寺) | 
|  錣葺の「錣」とは冑の頭に被る部分からの下に垂れて | 
			
			 | 
|  「法隆寺金堂」は創建当初は錣葺であったとも言 |   金堂(四天王寺) | 
| 
 | 
| 
								
								 |  柿 葺 |  栩 葺 | 
|            
        京都は奈良の都市伽藍と違って山岳寺院ですので日本伝統の桧皮葺や柿葺が自然の | 
| 
								
								 |  栩葺(光明寺二王門) | 
|  行基葺の「富貴寺大堂」と栩葺の「光明寺二王門」は緑深い大自然に抱かれて静かな佇 
 | 
| 
 | 
|  |