仏像の誕生−2 |
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「カニシカ王立像」は仏像が制作され始めた頃に造像 |
威厳を示すためのポーズでしょう。衣の折り目は板を重ねたようになっておりますが |
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インドには「マカラ」が建造物の魔除けとして活躍しております。頭は鰐、胴体は魚 |
![]() マカラ(大雄宝殿・萬福寺) |
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![]() マカラ(開山堂・萬福寺) |
京都の「萬福寺」は黄檗宗の大本山で名僧「隠元禅師」が開創されました。寺伝により |
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「仏像の誕生」はガンダーラで起こり次いで間もなくマトゥラーだと言われており 仏陀入滅後直ちに超人的な仏陀像を制作しようとしても、仏陀は人生の大半を布教 パキスタンでは大乗仏教、密教が起こり多くの種類の仏像が考案され、それが砂漠、 |
ガンダーラの仏像は硬い緑泥片岩製であるため黒っぽいのに比べてマトゥラーの仏 |
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我が国の仏像の故郷であるガンダーラ仏の特徴ですが、 |
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「光背」はガンダーラの初期は頭光のみで形状は円形で文様なし無装飾です。この |
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「顔」はやや面長であり、我が国では当初はやや面長でしたが間もなく丸顔に変わり 三十二相の「肉髻相(にっけいそう)」とは、仏陀の頭頂の肉か頭頂の骨が隆起してい 図の左からみると髪の毛は自然なウェーブ状が螺髪に変わりつつあるのが理解でき 「眉毛」は浮彫りではなく線で表しております。 |
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「耳朶」は我々の耳と変わらないですが時代とともに 「眼」は彫りが深く真ん丸いこの眼こそ杏仁形の眼で |
![]() 苦 行 像 |
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「衣文線の襞」ですが首元は放射状ですが右肩か 口髭と言いこの翻波式衣文など我が国の仏像の |
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「縵綱相(まんもうそ |
がありません。このことはそもそもの発端が破損し易い指を保護するために彫り残し |
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ギリシャ彫刻の遊脚である片足に身体の重心を掛けもう一方の足を浮かせいかにも |
ガンダーラ仏は壁などに取り付けられていたようで背面は扁平で奥行きがありませ ガンダーラでは仏像の制作にはギリシャ人が参画しておりましたがギリシャの人体 厚手重々しい衣となっているのはパキスタンはインドと違って国土は標高があり冬 |
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![]() 仏陀立像 |
上図の立像は仏像が制作開始された頃のもので頭の髪は螺髪ではなくウェーブ状の |
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これより頭髪が螺髪となっていきます。中には螺髪が規則的にきれいに並んでいる |
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![]() 仏陀立像 |
![]() 仏陀立像 |
仏陀の生涯の「優填王の造像」を模刻して持ち帰った像が「清涼寺本尊・釈迦如来立 |
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金色相の金箔が所々に残った貴重な仏陀像です。
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「仏陀坐像」は頭光、手首も残るガンダーラ仏の |
台座は獅子座で両脇に正面向きで沖縄のシーサに似た獅子(青矢印)がおりますが獅 |
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![]() 仏陀坐像 |
左側の「仏陀坐像」の頭髪は、ウェーブ状の髪と肉髻部は螺髪と珍しい髪型です。 |
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![]() 仏陀坐像 |
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4.5世紀になるとストゥッコ(スタッコ)という塑像が多くなります。塑像は個性 |
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![]() 仏陀坐像 |
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