斗栱・蟇股・木鼻のお話-2 |
天平時代の蟇股は、まだ建築の構造物そのものでした。 |
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以上が天平時代の板蟇股ですが平安前期の遺例はありません。 |
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上図の鳳凰堂、法隆寺の蟇股は平安時代後期の作品です |
これからは鎌倉時代以降の板蟇股です。 |
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和様の蟇股の上に実肘木が乗っております。 |
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「一乗寺」の蟇股は平安後期作で2材が結合されております。これ以外は鎌倉時代以 |
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唐草などの透かし彫りとなっております。 |
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「西明寺」の蟇股は時代の変遷が見られる貴重なものです。左から右に時代は進みま |
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先述の「西明寺」、「明通寺」、次の「法隆寺聖霊院」でも言えることですが参詣者がま |
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「高山寺」の蟇股は室内、室外から眺められる珍しいものです。 |
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「長寿寺」の蟇股は鳥が鼠の被害を受けております。「石手寺」には文様の変わった蟇 |
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蟇股の外側には尾長鳥などがおり華 |
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「宝厳寺(ほうごんじ)」は琵琶湖に浮かぶ竹生島(ちくぶしま)にあり西国第三十番札 |
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仙台市にある「大崎八幡神社」は一見に値しますのでどうぞ。 |
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東照宮の「五重塔」の初層の蟇股には十二 |
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日本各地で蟇股の制作者に左甚五郎がよくでてまいります。「三井寺の龍の彫刻」、 |
近世になると蟇股の彫刻の題材に説話的ものが出てまいります。そこで東大寺の |
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東大寺の初代別当「良弁僧正」は近江の |
さらわれるという悲劇から33年の月 |
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岡山の「閑谷学校(しずたにがっこう)」は |
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中国で新しく建築された仏堂で見 |
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天平時代、切妻造に用いられました「二重虹梁蟇股」です。二重虹梁蟇股とは大虹梁 |
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「東大寺」の二重虹梁蟇股は天平後期の造立です。 |