現実はインドから逃避する、インドが現実を避けるのではない。
好きも嫌いもない、インドはすべてを包み込むのだから。
それゆえ逃げたくなる、包み込まれないために。
 
インドへ行くと特有の匂いと色がわれわれを包む。
他の熱帯・亜熱帯地方では、原色あるいは素のままで鼻や目にこびりつく
それらに違和感をおぼえるのだが、インドでは、あのイヤな色と匂いでさえも
許容せざるをえなくなる‥ 何故なのか。
 
たとえそれが豊饒と神秘、華美とエロティシズムに満ちあふれていたとしても
真っ平ごめん蒙りたい。
だがインドは容赦なく問題を投げかける。人間の本質は何かという問題を。
 
私はインドに前足を踏み入れようとして、後ろ足であとずさりする。
もうたくさんだ、心のなかで叫ぶ。そして、古ぼけた小舟に乗って
見知らぬ国へ逃げ出したい衝動に駆られるのだ。
 
アジャンタ アジャンタ アジャンタ アジャンタ アジャンタ・Cave No.1
アジャンタ・CaveNo.27 マンマドからエローラへ マンマドからエローラへ エローラ エローラ
エローラ エローラ エローラ エローラ カジュラホ・カンダーリヤー寺院
姿態 饗宴1 饗宴2 饗宴3 乱
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