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◇NPO法人 心ざわざわ Top

5 個の「あ」⇒焦らない、慌てない、諦めない、アイメッセージ、ありがとう

理解、認める、受け入れるはできなくていい、まずは、知ることから。
何らかの症状が出た時点が回復ラインスタート。ゴールは後で気づく。
回復過程は大人になる成長の時期。克服すると、渦中の時より、苦悩する。
体で知る。現実を知る。責任を背負って生きるからこそ自信が生まれる。
親御さん、まずご自身を知ること。「何とかしてあげる」は捨てる。摂食障害の娘、息子ではない。ごく一部分にそれがあるだけ。どーんと構えて、一緒に揺れない。

時間軸
まず、今の行動、今の感情を処理するのが基本
それには、まず今の行動(あるべきよう)を知る、今の感情(あるがまま)を知る

感情と行動
わかない
わく→抑える・知らずに、知って
わく→知る・知りたくない
知る→淡々と感情入れず・感情が入ると知ろうとしない
浸る→知るとできる、淡々と納得するまで
捨てる→放置、離れる、断つ、捨てることができるのは、知って浸ったから
行動→動くから感情がわく・捨てるから今の行動に集中できる

何が今の問題点
自分を守る気持ちが前面にでると、把握ができない→全身にかぶる
今の問題点やテーマを知っていると、それを捉える→手の平にのせる

自分OKでないと、あなたOKにならない
どんな点(飴)も、すべて自分。過去、今、そして未来へ繋がっている点、面で捉えてすべてOK
私OKと言ってもらうために、それを感じたいために、あなたOKと誤魔化す
境界線がないため、納得できずに、いつも自分に激怒している
アイデンティティ確立へ向けての道のり、危機、拡散などの葛藤は、誰もがぶつかるもの
それを乗り越えるのは自分・万能感の処理は自分でするもの
他者が自分のそれを乗り越えてくれない、他者のそれを乗り越えてあげることはできない

現実を知り、そして、逃げる技、捨てる技を修得している人を克服・回復者と言う
現実を見ずに、逃げる人を渦中と言う

岡本理香のつぶやき。私の克服は、@お尻に火が点いた。A頭を下げることを知った。B何様でもあるまいしと納得した。

最近よく話題になります「スキーマ」。まさしく、人それぞれなんですよね。物事の捉え方は、その方の引き出しの数とその中に入っている情報で随分異なりますね。捉え方を変えるのは、まだまだ先でいいんですよ。変わろうとか変わらなきゃいけないとか、岡本は考えたことがありません。自分のスキーマを知るだけです。出来ないことは、出来ないと知るだけなんですね。集いなどで、岡本の回復過程の話をしますと、皆様のスキーマの反応で、その方の今の位置を知ることができます。特に「母親との関係」をスキーマで捉えてらっしゃることが多いですね。「連絡をしない。連絡をしてこない」用事がなければ連絡はしないと捉える方と、疎遠絶縁になっていると捉える方。岡本は、母親との間で、土台にしっかりとした根があります。信という愛で繋がっています。揺れることはあっても、決してぶれないそれぞれの心が、目に見えないもので繋がっています。きちんと母子分離を経験し、それぞれがそれぞれの足で歩いています。岡本は、2000 年の秋に母から悟った「宝物は心にあるからこそ、宝物を手放すことができる」。この感覚が、克服ラインでした。愛を根付かせたからこそ、見えない宝物で十分です。手放すことができるのです。「自分の器」相応の荷物しか持たなくなりました。いいえ、相応の荷物しか持つことができないことを知りました。昨年出版の「摂食障害〜私の中の一部分〜」の中にある「赤い鞄」。年々、小さくなっています。岡本が、2000 年の秋に母から悟った「宝物は心にあるからこそ、宝物を手放すことができる」。この感覚が、克服ラインであり、その後、足元の豆をコツコツ拾うことで、その言葉を自分のものにしました。年々、小さくなる「赤い鞄」には、必要最低限のものだけが入っています。今、必要なものだけです。

「たっぷり愛されて育った人は、こっそり愛することができる。何もなくても、ぐっすりと眠り、じっくり待つことが心地良い。しっかり根付いているからである」

「自分を愛すること。それは、自分と自分が信じ合うこと。それが自信となり、目に見えぬ愛を信じることに繋がる」

「気持ちを分ってくれる人の存在。愛されているんだと感じる存在。素直さを目覚めさせてくれますね。その存在、身近にありますね。自分自身ですね」

「愛されたい。願うばかりでは、見えてこないですね。愛すること。自分で自分を愛すること。愛してみると、わかりますよ。自分がどれだけ愛されているかが」

約束という言葉。岡本の克服のキーワードの一つです。自分との約束を守るようになりました。自分に嘘をつかなくなったことが大きかったですね。自分を知ると、自分の器が見えてきますものね。200mlのカップには、180 くらいがちょうどいいなと言いながら、珈琲をいただいています。

頭の中を無にする時間は、体が何かに集中していると自然に生まれる時間ですね。最初は「考えない練習をする」感覚で始めるメール療法ですが、コツコツの継続で、「感情放置」を知りますよ。誤解されている方がいらっしゃいますが、感情はどっぷり抱く、浸る、じっくり味わうのですよ。それが知ることに繋がるのですね。今の自分の感情を自分が拒んでいませんか?そして、感情と行動をくっつけるのが、子供でしたね。

皆さんは、今朝、起きて、一番に何をしましたか?丁寧に、一つだけ、ゆっくりと集中したことは、しっかり覚えていますよ。体が知っていますよ。昨日一日で、物音を立てずに、丁寧に行動することが、ありましたか?意識しないとなかなか難しいのですね。いつも忙しい頭の中とそわそわした体の動きに、今日は「ゆっくりだよ」って言いながら、一つずつ、最後まで、きちんと自分の動きに集中してみましょうよ。視線の先ですよ。視線の先にも注目してみましょう。24 時間、急いでも、ゆっくりでも、24 時間すべてあなたの時間なんですよ。焦らない、慌てない、諦めない、でしたね。

コツコツは、人に見せるものではなく、自分が自分と寄り添いながら、自分のためにするものですね。「一人で勝手にしんどくなります」的確な言葉ですね。これなんですよね。頭の中で、妄想とも言える考えが次々と浮かぶ。それに捉われる。頭の中がいつも、ゴールのないマラソン状態です。息も苦しくなり、休みたいけれど、休めない。どうしたらいいのか?とゆっくりと考えるよりも、中途半端になってしまうことばかり。大変なことになっているのは、自分の頭の中だけだと分かっているつもりでも、グルグル同じところを回るだけ。周囲には?状態なのですよね。


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