心

私たちは、命をかけて、摂食障害をしています

NPO法人心ざわざわの岡本理香は、あなたの少し先を歩いています。いろいろな経験をしてきました。世間に向かって大きな声で自慢はできないこともたくさんありました。自分を壊してしまうのも、そこに辛いまま踏み留まるのも、自分次第でした。切れそうなロープの上を、目隠しして這っている日々でした。今、気づくこと。それらの行動は、自分でちゃんと選んでいたことと、その時はそれが必要だったんだということ。諸々の気づきは、すべて後からやってきました。答えはすべて自分が持っていました。そして、今、あなたと心でそっと繋がっていることを、心からうれしく感じます。あなたを信じることができ、あなたを愛することができる自分が自分として堂々と存在しています。
いつものコツコツの言葉です。愛するあなたへ贈ります。
「きちんと自分で歩いて大人になろうと、摂食障害という道を選んだあなたたちは、素晴らしいのです」。


講習会の2時間は、気が付けば終わっています。本人さんの話を聞くことができ、同じ母親の立場で話を聞くことができ、専門的な岡本さんのお話を楽しく聞くことができるので、貴重です。

講習会に参加させてもらい、面談でお話をさせてもらえて、娘にも理香さんところへ行ってくると伝えて、たぶん自分に向き合ってくれているんだという気持ちが生まれて安心したのかな。いつもながら講習会は笑いが自然に出るので楽しいです。娘のことではなく、親は親自身と向き合う機会をもらえて、自分を知ることを教わりました。 そう言えば、娘が病気になってから、笑うことも抑えていたんだなって思いましたよ。

講習会で得た一番大きなことは、楽しいときは笑っていいってことを思い出した自分がいたことですね。いろいろなことをためないで、言える場があるのは親もとっても助かりますね。愚痴が言えて毎回勉強になる。理香さんは、失敗も苦悩も堂々と話されているし、あっけらかんとした言葉は、私たち親たちの救いにもなっています。摂食障害を経験して回復されたからこそ言えるのでしょう。専門的な内容のお話もたくさん訊くことができるのは大きいですよ。先生だと、こんな質問していいのかなとかお忙しいのにとか、親も遠慮して訊けないことが多いんですよね。気さくに質問ができるのはありがたいです。

最初はびっくりしました、あの毎回配布される資料の多さに。でも理香さんの意図することが解りました。2時間はあっというまに終わり、同じ悩みを持つ方々の話だけでなく、お母さんたちのお話も聞けるのは、非常にためになります。その中で、資料の内容にそったお話を理香さんはされているので、後から、あれなんだっけ?という時に、資料をゴソゴソ引っ張り出して読みます。ちゃんと知りたいことが書いてあるのです。宿題で読むのではなく、自分で復習ができるようになっているんだと知りました。

自分の位置を知ることができました。
与えられたテーマではなく、自分で工夫して参加することが大事なんだと教えてもらえました。
同じ気持ちに安心するより、異なる意見に耳を傾けることという理香さんの言葉が視野を広げるコツだと思いました。
もっと話がしたいです。話してもいい場所なんだと思えたのは久しぶりです。
初めて参加して、悩みの根底をひっくり返されました。すごーく勉強になりました。知るを実践していきます。

摂食障害の症状が問題ではなく、それに隠れた本当の問題を知るということがわかっただけでも大きな収穫があります。自分と向き合う足がかりになりました。インパクトが強い理香さんの言葉が、疑問符から感嘆符に変わりつつ、摂食障害を隠さないでいい場所があるのは安心します。その場にいる人たちを信じられるので、しゃべることができるのだと気付きました。コミュニケーションの練習にもなります。

ざわざわに出会えて、岡本さんのお話を伺い、講習会にも参加できて、娘の摂食障害から離れて、親も親自身の自分の人生を見つめなおすことを教えてもらいました。自分を知るということが、初めは理解ができませんでしたが、母親として娘を全面受け入れて、自分の気持ちは全部蓋をして、私が娘の幼少期のように、いい子ぶっていました。知るが解り始めて、自分の気持ちの蓋を取って、自分の気持ちを、本当の気持ちを話せて、ずいぶん楽になりました。 自分に嘘をついていると指摘されたときは、正直に、母親としてこんなにがんばっているのに失礼なと思いましたが、ハッとさせられました。無理して受け入れるふりをしていたら、そのまま窮屈な母親が娘に伝わっていたのでしょう。母親としての世間体の責任で、焦っていたのは、自分が責任を負うのがいやだったことや、何もしてくれない夫に不満が爆発しそうだったことなど、娘に視野を広げてほしいと願っていた母親の私の視野が狭かったのに気付かされました。自分が大人になりきれていなかったことを知りたくなかったということを解っただけでも、こんなに楽になるのかと思いました。たくさんの気づきから、ヘルプとサポートの違いを、ただいま実践中です。

ざわざわの言葉は、ムカッとする時とイライラする時と何とも感じない時が、5、4、1の割合であります。アメリカに住む友人と話をする時と同じ感覚になります。ストレートにくるから、いきなり図星で、ひるんじゃう。でも、私にはそれが合っているようです。最近わかったのですが、イライラするのは、自分でも見ないふりをしていたことで、ムカッとするのは、気にしていたところ。ざわざわの言葉で、自分がどう反応するかを知ると、何に躓いているかが解るようになってきました。まだ、どうしたらいいかはわからないんですが。

私のストレス解消法がどんなのだったか。あの頃は、家にいると、ずっと娘がいるのでそれだけで気分が重かったので、毎週週末に夫と食料品の買出しに行き、そのついでにランチやお茶をしたり、夜、御飯食べたあとに、ちょっと飲みにいったりしていたな。家から出られるし、そのときに話をして夫と情報の共有ができたので、お金はかかるけどよかったです。1人で映画を観に行ったり、ぶらっと買い物したり、リンパのマッサージにも行っていました、自分のメンテナンスとして。仕事も、家と違うところに行くという事は、別のストレスがあったとしても、気分転換になりました。続けることができただけでもよかったです。子供にもっとかかわってあげるために仕事をやめたと言う人もいますが、私は、そうするべきじゃないと思っています。

もう1人、息子がいるということも結局は救われたように思います。息子にストレスがかからないようにしなくてはいけないと思うことで、自分を何とか保つことができたのではないかなと思います。もし、娘が一人っ子だったら、娘のことだけ考えればいいのだから、余計に娘と一体化してしまったりして、この子には私がいなくては、と思ったり、いっそ一緒に死のうかと思ったかもしれないです。息子がいてくれたからこそ、自分を必要としてくれるもう一人の存在があるから、頑張らなくては、と気持ちを奮い立たせることが出来たように思います。

私の母の言葉も本当に救われました。やっぱり昔の人だから、娘を見て、これはわがままやねと言い、気持ちとしては、心配だっただろうと思うのに、娘の言いなりにならないで、きちんとわがままを正してくれた事は、感謝しています。本当に大変。皆さん、よく頑張ってらっしゃるのだろうから、自分を責めないで、自分に自信をもたれたらいいですね。なかなか自信を持てないなら、自己暗示にかけてでも、自分の子育てに自信を持つことも大事かもしれません。私も、やっぱり、真っ只中のときは、自分の子育てのあれが悪かったかなとか、考えもしたけれど、過去のことを考えても仕方ないし、たぶん、講習会に来るくらいのお母さんなら、頑張ってきちんと子育てはしてきたと思うので、やっぱりもっとそれに自信を持って、自分とわが子のことを信じることが大事かなと思います。

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