いよいよ、ハイライトのドロミーティーハイキング 朝街の中央まで行き、午前8時40分の路線バスに乗って、美しいミズリーナ湖畔で乗り換えて約30分でアウロンツォ小屋の近くのバス発着場に到着して、小屋からハイキングの開始となりました。周回は左回りで平坦な道をラバレード小屋に向けて歩ました。少し行くとガイドのマニエラさんが恐竜の足跡の化石や礼拝堂、第1次世界大戦の戦地のことなど案内してくれました。こんな美しい場所でも人間の醜い争いの場になったのかと思うと一抹の悲しさが沸いてきました。そんなことを考えている直に次の小屋ラバレード小屋の前に出ましたが,寄らずにラバレード峠を目指しました。前方山の中腹にトラバースの登山道がありますが、高齢者ツアーのため、比較的歩きやすい道を峠に上がりました。峠まで来ると大きな山塊が迫ってきてその迫力に圧倒され、皆さん写真撮影に一生懸命でした。峠の分岐から右手に下ると前方の高台にロカッテリ小屋(ドライチンネ)小屋が望めここでお昼の予定で歩き出しました。この小屋付近の北側からが、ドライチンネのもっとも美しい風景で左からチマ・ビッコラ(2856m)チマ・グランデ(2999m)チマ・オスベスト(2973m)の奇峰が見え、色々な写真で見た姿でした。ラバレード小屋で約1時間30分とゆっくりとした食事の後、小屋を降りて一旦谷を下り、更に緩やかな上りを1時間とゆっくり登りタール・シュールス小屋前から出発地のアウロン小屋を目指して歩き約5時間半のハイキングを終え、16時初の路線バスでホテルに帰りました。