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平山照秋 (古楽器製作家) プロフィール
1949年兵庫県に生まれる。
小学生のころ、近くの日本画の作家に手ほどきを受け、中学より油絵、彫刻版画を始める。
高専時代には陶芸にも親しむ。20歳近くになり、音楽に興味を持ち始め、ギターを植木義法、高永剛、
小林勝夫諸氏に師事。リュートの手ほどきを、岡本一郎、M・シェイファー両氏に受ける。
リュート奏者として、大阪芸術祭、
その他数多くのコンサートに出演。また、日本で最初のルネサンス音楽のLP「絆」のレコーディングにも参加。
1967年ギターを製作。1973年ヴァージナル製作。1974年ヴィオラ・ダ・ガンバ製作。1975年リュート製作。
1978年チェンバロ製作開始。1981年楽器製作に専念。以降、チェンバロ,ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュートを中心に、
中世からバロック期の楽器を製作する。
1979年、良材を求めるため、また、楽器資料収集のために渡欧。そして、演奏家など
からの楽器製作依頼だけでなく、復元製作の仕事として、九州天草、河浦町のコレジオ館のために、ヴァージナル、フィーデル、
レベック、ハープなどの楽器を、当時の姿に復元製作する。また、長崎県立歴史美術館より依頼のヴァージナル,大分県立美術館
より依頼のルネサンスガンバの復元製作をする。そして、復元修理の仕事として、大阪音楽大学付属音楽博物館収蔵の1718
年製作のスピネットを完全復元修理する。
近年は、楽器製作の年代を、前古典時代まで広げ、フォルテピアノも製作する。