ノ ロ ウ ィ ル ス |
| ノロウィルス感染症とは毎年初冬から春にかけて流行している「お腹の風邪」のことです。以前は小型球形ウィルスと呼ばれていましたが2002年の国際ウィルス学会で「ノロウィルス」と名前が決められました。 |
| 検 査 集団食中毒の疑いがあれば保健所が検査を行いますが、 検査は保健適応がありません。また結果が出るまでに時間がかかり、治療方法はその他のウィルス性腸炎と同じですので、あえてノロウィルスかどうかの検査をする必要はないでしょう。 |
| 治 療 特効薬は無いので自分の免疫力で治すのが基本ですが、治療は症状を抑える対症療法を行います。しかし薬で下痢を止めてしまうと腸内でウィルスが繁殖してしまうので、一般的には下痢止めは使わずに腸内の善玉菌を整えるために整腸剤を使います。発熱、下痢、嘔吐が強い時は脱水にならないように十分注意しましょう。 |
| 感染予防 ノロウィルスは感染力が強いので注意が必要です！ 糞便や吐物には多量のウィルスが含まれています。トイレの後は石鹸で手をよく洗ってください。吐物の処理は使い捨てのビニール手袋等を使って行い、拭き取った後は塩素系の漂白剤等で消毒してください。 症状がおさまっても１週間以上は糞便中にウィルスが排泄されるといわれています。 尚、潜伏期は1〜2日です。 |