2005.5.26

茶屋川支流 夏は来ぬ

駐車地にはタニウツギが丁度満開である。車を降り入渓の準備をしていると、遠くのほうでカッコウの鳴く声が響いてきた。 耳を澄ますとホトトギスやツツドリも鳴いているようである。ホトトギスは、何てへたくそなウグイスだろうと思ったがどうやら聞き違いである。 この地で初夏を告げる鳥、ホトトギス目の三役揃い鳴きに遭遇するとは何て今日は良い日であろうか・・・。

鳴き声のおさらい

カッコウ : カッコウ、カッコウ

ホトトギス :キョツ、キョツ、キョキョキョ

ツツドリ  :  ボボ・ボボ・ボボ

タニウツギとハチ

サラサドウダン

釣れるのはすべてイワナである。 27cmを頭に6匹ほど釣れたがキープは一匹のみとして、あとはリリースする。 考えてみれば、今年初めて食する事になるな・・・。

流れ紋岩魚が釣れた、写真を撮り放流する。

渓の石に座り食事をとっていると、にわかに空が暗くなり、遠くで雷が鳴り出した。とたんにかえるがケロケロと鳴き始める。 私の足元をへびが音もなくカエルの鳴き声の方向へ向っていく。時々止まり鳴き声の方向を確認しながら近付いていった。 このへびはどうやらヤマカガシが灰化した大きなものであった。一応、日本本土に生息する毒蛇二種の内の一つであるが・・・ その後結果は不明。雨に降られてはたいへんなので急いで帰った。 

何となく、唱歌『夏は来ぬ』を小さな声で歌ってみる。 ♪

卯の花の匂う 垣根に ♪
時鳥早も来鳴きて ♪
忍び音もらす 夏は来ぬ ♪

あまごと岩魚と翌檜
愛知川源流釣り記録