2005年4月5日

本年度初釣り

今年は春が遅い、里でも今だ桜は咲いていない。昨年の今頃は桜が満開であったものだが・・ 今年の愛知川上流の解禁日は2月27日であったが、じっくりと腰を落ち着けていた。何故ならば今迄解禁当初は釣れたことが無い。(解禁直前の成魚放流のエリヤには行かない)       仮に釣れたとしてもさびが残った黒いアマゴや岩魚では満足できないのである。       まず、肥夏屋さんに行き年券を購入し茨川林道へ向う。

R-421は相変わらず細く曲がりくねっている。誰かが日本一悪い国道だと云っていた事が頷ける。 茨川林道入り口に上の写真のように通行止めの看板がある。 何時ものことだが・・・

第二ダム横抗調査のための切削工事とある。 期日は四月二十八日までと記されていた。一瞬躊躇したがとにかく前進してみる。暫く走ると交通整理員が立っており、通行出来るとの事で目的の谷まで何とか行くことが出来た。

渓は昨年の台風による集中豪雨の影響を少なからず受けたようである。 この谷に沿って作られていた廃林道は二箇所ほど決裂、崩壊していた。 又、枯れ谷よりの岩石の押し出しがあちこちに認められた。 古語録滝(f-1)は完全に砂で埋まってしまった。 残念である。

15cmほどのあまごが釣れた。 とりあえず坊主は逃れた。 写真を撮ってリリースする。有難う またね・・・                                    林道で右上の写真の蝶?を見つけた。蛾かな? 花は椿のみであるが・・・

今年は豪雪であった。 豪雪の年は谷筋に鹿やカモシカの死体が累々と横たわるのは常である。 この谷で三体を見つけた、いずれも鹿である何時もはカモシカが多いのに・・・

左上写真は立派な角を持つ雄鹿であるが不思議なことに背中をナイフで切ったように開かれているのだ。 肉は殆ど残ってはいない。 そういえば大型の猛禽二羽がこの上空を舞っていたな・・・ 自然の摂理とは言え厳しい現実をまのあたりにして深く考えさせらる。

あまごと岩魚と翌檜
愛知川源流釣り記録