帰ってきて二日後

 村岡町のおみやげを預けたお家から連絡があり、
 「やっぱりお留守だった家も違っていた。」
 とのことだった。

 鳥取のおみやげは、そこのお家で食べてもらう事になり、
 私が書いた本は、なんと
 「村の小学校の図書館に寄付します。」と言われた。

 助けてくださったおじさんに、ちゃんとお礼ができなかったのは
 残念であるが、旅先の小さな村の小学生が、私の本を読んで
 くれるのかと思うと、
 なんだか胸がじーんとするのである。

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