ご存知ですか?大切な資源の有効利用

奈良県の吉野地方で製造される吉野割箸は、杉や桧の丸太を建築用材として、製材された後に残る端材を材料として製造されています。
また、割箸の製造工程で生じた、木屑も余すところもなく再利用されます。

吉野割箸は、丸太を建築用材(柱など)に製材された後に残る、端材を材料とします。


  

材料を割箸の割裂性を良くするため、節や曲がりを避けて、割箸の長さにカットしていきます。(横挽き工程) この時に生じた木屑は、自社工場のボイラーの燃料や、チップ加工工場に引き取られ、細かく粉砕されて、紙の原材料になります。


横挽き工程で生じた、引き粉です。炭化工場に引き取られ、活性炭の原材料になります。


割箸の面取り工程で生じた、木屑です。これは、住宅の内装材に使われます。

  

これは、割箸の側取り工程で生じた木屑を、体育館の屋根の下地として施工された例です。


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