
悪性腫瘍(癌)
大部分のがんは偶発的に発症しますが、しかし遺伝的要素を持ちあわせる、いくつかのがん症候群が存在します。乳がんあるいは子宮がん、遺伝性非腺腫性大腸がんなどが代表としてあげられるでしょう。一部のがんについては細菌、ウイルスよる感染が、その発生の重要な原因であることが判明していますが、それ単独のみでは癌が発生するには至らないといわれています。
癌治療の代表的なものとして外科手術、化学療法、放射線療法、免疫療法があげられます。
がん治療後の最大の関心は再発の有無と、がんが残っている場合にはその推移でしょう。
多くの場合、手術時に細心の注意をしていてもがん細胞の取りこぼしがあります。発生場所、進行度によって手術をさけるのは、全身に飛散させるよりも温存させたほうが延命できるからです。
又、飛散したがん細胞は、すぐにがんとして発症するのではなく、幾度も変異を繰り返しながら成長します。
この変異の途中であれば気功で消滅させる事は容易です。
癌因子はリンパ節にある関所で一度止まる様です。しかし免疫細胞は敵とみなさず、大半の癌因子を通過させてしまいます。がん細胞は外部からの侵入ではなく体内の細胞異常ですから、免疫細胞は敵として認識できない場合が多いようです。リンパ節にはこれらの免疫細胞をコントロールする司令官のような機能をもった細胞があると思われます。この司令官のような機能をもった細胞を活性化させることにより、免疫細胞が異常細胞の認識度が高まり攻撃率が増加するため癌因子が減少すると思われます。又、リンパ節の関所機能を強化することにより、他への転移率が減少するのではないかと思われます。
今までの経験からみますとスキルス癌、膵臓癌などは術後2ヶ月頃からがん因子が他の場所で活動を始めるようです。それが定着すると、術後6ヶ月頃からまたがん因子の活動が活発になるようです。外気功はこれらの定着したがん因子を気の熱(47度)を当てることにより消滅させていきます。5ミリまでであればほとんどのものを消滅させることができます。また気の流れを良くすることにより体内温度が上昇し、術後の体力回復を促進させ、体を活性化します。このことにより自己免疫力が高まり次の活動期を押さえることができるようです。
しかし、一定の期間が過ぎると、癌因子がミクロ単位で全身に広がる場合が有ります。
こうなると、押さえる方法が有りません。特に今までの抗癌治療による造血力の低下、白血球、血小板の減少などにより、免疫力の低下が影響すると思われます。
今後、ミクロの癌因子に効果のある治療薬の開発を期待します。
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