平成16年8月12日 24回目の集会


 大橋さんやはり大阪でも頑張っています。利用者さんとの添い寝や僅か4ヶ月間で4人の在宅での看取り、家族や同僚との葛藤、これらを、信頼関係が築けて いないとまず困難な、写真撮影をされ、多くの画像を見さてくださいました。
 中には、看取られた後のお写真もありましたが、ご家族が皆さん笑顔で映っておられ、亡くなられた方のお顔も、みな穏やかで、「病院では出来ない死の準備 教育や、死の演出の中から、同僚と共に新しい看護感を見出され、更に死とは,外部の人間が演出するんものではなく、ご本人・ご家族が演出できるように介護 者が支えるものであることを、身をもって体験されたそうです。
写真や、同僚とのメールの文章を引用し斬新な発表内容が解りやすく、感動しました。

こ このところ、私自身、立て続けに4名の方の、在宅ホスピスケアでの見取りをご一緒させていただきました。
 それぞれの最期の場面を通じて、ご家族の反応も、勿論ご本人の反応も、全く違いますが、健太郎先生もおっしゃっているように、毎回、見取りを経験するた びに「人間は生きてきたように死ぬ」という言葉を痛感します。
 私たちの死への支援とは、その人自身や、取り巻く周りの状況を「今まで生きてきたように」をより、良い形で継続してゆくことなのかな・・。という気持ち が強くなってきています。そのうち、時間が出来たら文章にまとめてみたいと考えています。

 次に、スペシャルオリンピックスのVTRを観。知的障害者を持つ母の「子供たちの事を知って欲しい。理解して欲しい。自分たちが老いたり、亡くなった後 でも、閉じこもらず、スポーツを通じて誰かが気に掛けてくれる社会を作りたいと。」熱い思いをお話いただきました。
 VTRを観て、自分たちの知らない場所で、こんなに盛大な祭典が行われ、それを目標に、日々頑張っている人々やボランティアが沢山いることに感激し、自 分も何かお役に立てれば・・・という気持ちになりました。
 来年にも、和歌山に今まで無かった組織が出来るそうなので、紀北介護情報ネットとしては、コーチ養成講座への参加や体験フェアでの紹介、イヴェントの際 のボランティア参加という形で、今後も応援してゆきたいと考えています。
 皆さんご協力をお願いします。

 今後の介護保険の展開ということで、新予防給付のお話や、地域包括支援センター(仮称)・地域密着型サービスの市町村への権限委譲など現在進められてい る国の考え方などをまとめて、南山が説明しました。
 私たちがかかえている事を、国も解ってくれていることも理解できますが、その方法として検討されていることが、果たして、都会では上手くいくとしても、 和歌山の郡部のような田舎ではなかなか難しいのではないかな・・・という意見が出ました。