|

自分のことを頑張る
|
例えば、人と話す時、うまく喋らなければ相手に悪く思われ、否定されるのではないかという思いから、過度の緊張をしてしまい喋れなくなってしまうことを悩んでいる人に、「うまく喋らなくてはとか、悪く思われるのではないかとか、そんなこと思わなくていいんだよ」と言ったり、「緊張することはないよ」と、そのようなことを言うだけの言動なら、それは、その時のその人の中から自然に出てくる感情、思うことを否定している行動を起こしていることになります。
このような人が、その悩んでいる人を助けようとすれば、過度の緊張をし喋れなくなるのは、「うまく喋らなければ否定されるのではないか」と思うことが原因と見て、そう思わなくなるにはどうすればいいのかということを考え、悩んでいるその人の思うこと、緊張することを否定し、共に失くそうとする行動を起こします。
その人は、なぜそのようなことを思うようになり、過度の緊張をしてしまうようになったのか、ということを理解していく行動が起こせなければ、内面にあるそう思い緊張するその人自身を排除し、失くそうとすることしかできません。
例えば、同じ悩みを持つもの同士を集め、話しをしていく環境を作り、その輪の中で、話すことが前後してしまったり、話に詰まることがあったり、言いたいことをうまく伝えられないことがあっても、悪く思わないということや、否定しないということ、そんなことを思う必要はないということを、互いに語り合い、確認しあって接していくことで、信頼と人の温かさを知り、「うまく喋らなければ」「失敗したらどうしよう」という思いは必要ないものと、過度の緊張と共になくなっていくと考える人がいます。
しかし、そうしたことを悩む人と共に実行していった結果、その通りに話せるようになり自信がついて、他の場でも喋れるようになれたとしても、それでは何も解決しておらず、克服したことにはなりません。
嫌う自分を失くせる状況を作り、その中で、望む行動自体ができる望む存在に、自分をはめ込む訓練をしただけです。
うまく喋らなくてはと思い、過度の緊張をしてしまうようになった現実の自分が、その自分のために起こした行動は何もありません
自分がどうして喋れなくなるほどの緊張をしてしまうようになったのか、他者を気にし、うまくできないことを、なぜそれほど恐れてしまうのかということを理解し、考えられた行動で、克服を目指したものでなければ、すべてうわべだけのものにしかなりません。 |
|
|

|