向かいあう

現実の子供
 
 褒めるなら、愛しているなら、子供のすべてを受け止められなければなりません。

 親は、子供が60点を取った時でも100点を取った時でも、そんなことは関係なく
ただ子供というものを愛さなければならないということではなく、子供がどうやって60点を
取ったのか、どうやって100点を取ったのか、その「どうやって」のところを見てください。

 そこに今現実に存在している子供がいます。

 たとえ1点でも、1点を取った子供と認められる存在とを比較し、否定してはいけませ
ん。
 今現実にいる子供ではない存在を見て、求めてはいけません。

 行動自体を見ずに、何を、どのように学んでいるのか、その行動を見てください。
 認められる結果にとらわれないで、学び得た知識、経験を見てください。
 そこに子供がいます。

 現実の子供から目を離してはいけません。
 そこから目を離せば、自分の頭の中で生きている望ましい存在しか見えなくなります。

 自分の中に子供自身はなく、認められる存在、受け入れられる存在しかない人は
子供が苦しんでいても、その存在になるためには仕方がないと、子供の苦しみを理解す
ることはできません。
 自分の目の前で苦しんでいる子供が見えていても、受け止めることはできません。


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