少年犯罪

抑えつけられた人

 少年犯罪について考え、「今の子供は我慢するということに欠けている」
と言う人がいます。

 感情が乱れ、人を殴り自分を満たそうとしても、殺すまでのことをして満たそうとしても
その感情、欲求、行動を抑え込み、我慢するという発想は、どのような知識から表れてき
たものでしょうか。

 そのような人は、自分の中から出てきた感情、欲求を満たそうとして起こす行動が良くな
いことなら、世間、他者からの否定を考え、そうした理由で自分の感情、欲求、行動を抑
え込み、認められる存在になろうとする教育を受けてきた人です。
 親の教育通りに、自分のことを理解することなく否定を考え、認められる行動自体を
やらされてきた人の知識から出てくる発想です。

 ですから、このような人は自分のことを理解し、考えることができません。

 知識の中から考え出せることは、「いけないことは否定される」「否定されないために
抑え込み我慢をして、認められる行動を起こす」としかなく、その他のことは知識ではなく
知っているだけとなり、考えまでにはいたりません。

 そのため、誰もが「それはいけないこと」「否定されること」「認められないこと」と容易に
考えられることでも、それを考えず、「いけないこと」を行動してしまう少年を見れば「もう何
も考えられなくなっている」としか見えず、あとは感情を乱し、間違った行動を起こしている
姿しか見えてくるものはありませんので
「普段は分かっていることでも、自分では抑えつけることができなくなるほど感情が乱れれ
ば、何も考えられなくなり、間違った行動を起こしてしまうようになる」
という考えになります。

 ですから、このような人が解決策を考えれば
「幼い頃から子供がいけないことをすれば、もっと厳しく、親、世間、他者からの否定を
考えさせることをし、感情、欲求、間違った行動を抑えつけ、我慢をさせて認められる行
動を起こさせる教育が必要」
となり、そうすることで、子供は誰かに対して感情が乱れることがあったり、間違った行動
を起こそうとしたりしても、「これは世間、他者に否定され、認められないこと」というように
考えられ、自ら自分の感情、欲求、間違った行動を抑え込んで我慢をし、正しい行動を起
こす考えができるようになると考えます。

 そうした世間、他者からの否定を恐れた、やらされている行動を自ら起こすことが
理性ある自分の行動と信じている人の考えです。


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