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＜７月28日＞

　ようやく台風７号が去った道東。今日は少しは晴れそうや。

　ここからは、みんなとは別行動をとることにする。ワシは富良野のへそ祭りに行くつもりなのだ・・・いや、だった。

どうも天気がすぐれないここのところの北海道。この日は晴れそうやけど、次の日からはまた雨の予報。

せっかく持ってきたテントもまだ使ってないし、今夜は上富良野の日の出キャンプ場にいるまこりんたちとキャンプをすることにした。

フカヒロとも一旦別行程で、現地集合の予定。

　天気のエエ日は目一杯走ろう！　ちゅうことで、ワシは足寄から上士幌、三国峠と北上し、旭川経由で上富良野に到るコース。

小雨の阿寒湖を出発し、足寄に近づくにつれて晴れてくる。

５年前に息子とタンデムで来たときに搾りたて牛乳を飲んだ店を懐かしい思いで眺めながら通り過ぎ、足寄に着いたときには快晴。

暑うてたまらん！　ホクレンのスタンドで給油した後、カッパを脱いで、ライダーズジャケットの下はＴシャツ１枚になる。

それでも暑うてたまらん！

　上士幌に入ったところで、「ナイタイ高原牧場」の看板を発見。そーいや、景色のエエところと聞いている。行ってみろ。

ナイタイ高原牧場に行くまでの道は、はじめは林の中をずーっとまっすぐに走る直線路。

その後、高度を上げるにつれ、牧草地帯の中を行く、実に快適なワインディングとなる。こりゃエエ！

ヘルメットの中では「うひょ〜ヾдЁ＃ж・・・！！」と、歓喜の叫びをあげつつ、空に飛び出しそうになる道を疾走。

　牧場に着くと観光バスが何台か停まっており、ソフトクリーム売り場は外国語を話す人たちの長蛇の列が・・・。

一旦諦めかけたけど、せっかく来たんやからと列に並んで、ようやく手に入れたソフトクリームは、やっぱり旨かった〜。

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　糠平湖畔を通り、ＺＲＸは三国峠へ。

三国峠では、ちょうど写真撮影をしようとしていたライダーに、「一緒に撮りましょう」と誘われた。

そこにやって来たおじさんチャリダーも一緒になってみんなで記念撮影。いやー、ええねぇ、ライダーのこういう一期一会。

　もうすでにお昼過ぎ。三国峠の茶屋で軽くそばを食って、一路旭川を目指す。

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　三国峠からすぐにＲ３９と合流。ここから旭川までの道は、観光バスや大型車が多く、楽しい道ではない。

層雲峡温泉を横目で見つつ、ひたすら前進。ワシのマップルは古いので、新しい道が載っていない。

愛別近くで高速のＩＣがあったけど、どこまで続いてるのか分からんよってにパス！　愛別から県道１４０号に乗り換え、

旭川市内もパス！

　ようやくたどり着いた上富良野。・・・そやけど、キャンプ場に行く前に行かねばならないところがある。

北海道上陸初日に、小樽のライダーハウス「だはんこき舎」で、京都のＮさんと「富良野のログ由縁で会おう！」と約束してたのだ。

急遽、キャンプすることにしたけど、やっぱ約束は守らなきゃ。約束を必ず守るのは、オトコマエの当然の行為なのだ。

　上富良野を通り過ぎておよそ半時間、富良野の「ログ由縁」に着いたのは、午後４時過ぎ。

すでに「へそ祭り」参加者たちは、腹の絵も書き終えて、スタンバイＯＫ牧場！

わいわいがやがややっている連中の腕には、なんと「岸和田」とか「摂津」とか云ったワシの地元・大阪の地名の多いこと！

くう〜、ワシも参加したかったよぉ〜。・・・よーし、来年はきっと参加したんねん！

　ログ由縁の厨房みたいなところにずかずかと入り込み、そこに居た数人の女性に「京都ナンバーのエリミに乗ってる女の人

知りませんか？」と聞いたが、分からないらしい。

　仕方なく周りをうろうろしてたらＮさんとバッタリ。　「ごめん、今日キャンプすることになった！」　「え〜、残念。」

「すまぬ。ワシは行かねばならぬのだ。」　「そんなことって・・・。」　てな会話があったかなかったかはナイショだが・・・。

　Ｎさんの「ホントに行っちゃうの？」という言葉と、スタンバイＯＫのへそライダーたちの楽しそうな雰囲気に後ろ髪を引かれ

ながらもログ由縁を出立。

午後５時過ぎ、ようやく日の出キャンプ場に着きました。

　日の出キャンプ場では、連泊のまこりん、すでに到着していたフカヒロ、それに東北から参加のおろしさんとすぐに宴会モードに突入。

　今宵は楽しい楽しい星空宴会となりました・・・。

＜つづく＞