帰りのフェリーが取れなかったから、稚内〜一気に函館まで移動します

 稚内の全日空ホテルをAM6:00に出立!、チョット早めの出発でした。
途中でトラブルが発生して、フェリーに間に合わなかったら超ヤバイので早め
の出発となりました。

 事前の天気予報の通り、走り出してからすぐに雨模様!(>_<)
カッパツパ〜ルンパッパーを着まして、一気に南下します。
あ〜そういや〜朝飯を食べてなかったので、ここらで食事タイムですな。
ここは「苫前町」、アッハハハハ、一気にここまで走って来てしまいました。
ほんじゃ〜コンビニで飯くうべ〜。

野郎共〜飯くって〜オシッコして〜ウ○コしたら出発するぞ〜!
サッサと行動しなさいね。(^_^)




 苫前町のメイン通りです。

犬すら(キツネも)歩いていません。
今回の旅行では鹿はおろか、キツネにも遭遇せず。
熊も見られず残念でした。

 そう言えば個人的には「三毛別ヒグマ事件復元現場」に行きたかった〜。
えっ?、何それって?
昔の開拓時代、苫前町の山奥の話なんだけど、開拓民がヒグマに襲われて
次々と襲われて食べられた実際にあった事件なんです。
ヒグマの怖いところは、一度人間を襲ってその味を覚えたら、もう他の食べ物
なんて無視、ひたすら人間を襲って内臓を食べるらしい。恐ろしい〜(^_^;)




 苫前町で軽い食事を終えた後、国道232号線を南下しています。
途中の「おびら鰊番屋」なんて無視!、ひたすら〜ひたすら南下するのじゃ。

 途中から国道233号線に入ります。
あまり楽しい道路ではありまんが、この先の深川留萌自動車道路に入りまし
て、道央自動車道に合流しまして、アクセル全開で南下いたします。

 写真では一見明るそうな空ですが、時折雨がポツリポツリですわ。
今日は南へ下る事に天気が怪しくなるそうで、夕方の函館では曇りか少しだ
け晴れ間が見えるらしい天気予報です。
でっ、どうしてそんなに天気に詳しいかと申しますと、携帯電話のウエザーニ
ュースをこまめにチェックしているからです。(よく当たりまっせ〜)




 ただいま八雲付近を走っております。海は太平洋側ですね。

苫前から深川〜高速に乗って、一旦は苫小牧東で降りました。
時間的に余裕があったので、苫小牧〜支笏湖経由〜洞爺湖経由〜ニセコを
通過して函館に向かえば楽しいのではと考えた次第です。

 しかし!、支笏湖あたりまでは調子が良かったのですが、洞爺湖方面へ向
かって走っていたら・・・スコールのような雨!、雨!、雨!
ええかげんにせーよー!、てなくらいの大粒の雨の先例を受けました。
もう眼鏡は曇るし散々でした。だから急遽国道37号線に出て、高速に乗って
一気に時間短縮しました。
途中、高速道路上でBMWの1200RTの親父とバトル!
パニアケースが付いているからデカイのデカイの。
邪魔だ〜どいてくれ〜、と思いつつも避けてくれないから、追い抜こうとしたら
親父も団塊の世代の意地を発揮!、速度を上げ続けます。
ヘルメットの中で、BMWだけが速いんじゃねー!と叫びつつアクセルを回し
ながら親父の1200RTを追走します。

 ほどなく高速道路の終わり、料金所です。
ボキ達の3台のバイクは当然ながらETC付き、プププププ。(^_^)
1200RTの親父はETCが付いていないらしく、数十台も料金所前で並んで
いるクルマの後ろに並びました。

 ヤッター!、勝ったぜ、ホッホホホホホ!あ〜疲れた北海道はもういいや。




 ♪愛する〜ことに〜疲れたみたい〜、嫌いになったー訳じゃなあい〜♪
オカマでもした日には、運転手さんに半殺しにされるのは間違いないほどの
松山千春の素晴らしいペイント画像、下の方に「政党大地」が心憎い。

あれですな〜これだけキレイにしていたら、生ものなんて運べませんね。

 さてと、それでは〜ガソリンの補給も終わったことだし、まだまだ時間的にも
余裕があるので、五稜郭の麓にある?ハンバーガー屋さんに行きましょう。
その後は「自由市場」で海産物を物色して宅急便で送りますか。

稚内で見た海産物は逝けてませんでしたからね〜。
ほいじゃ〜野郎共〜サッサと付いてこい〜(^_^)v




 函館市内の五稜郭に到着しました。
この建物に入るのはお金が必要ですが、展望デッキからバッチリと五稜郭の
全貌を見ることが可能です。
でっ、登ったの?、アッハハハハハ登りませんよ〜めんどくさいから。(^_^)
さて夕食と申しますか、オヤツでしょうか。
どうせフェリーに乗ってもロクな食べ物は無いので、事前に腹ごしらえと船内
で食べるために、ハンバーガーショップ「ラッキーピエロ」に入りました。
函館と言いますか北海道では有名なお店で、テレビでもよく紹介されてます。
えっ?、味?、う〜んモスバーガーの方が好き。

 その後は他のお二人が海産物(ウニとかウニなど)を買って宅配便で送りた
いと言うので、自由市場に移動しました。

海水ウニ200グラム2800円、毛がに大1500円・・・安い!ホントですか?
その量に対する価格にビックリ!
函館の朝市?・・・どうぞ行って下さい。僕は絶対に行きませんから。(^_^;)




 自由市場でさんざん買い物を堪能して、フェリー乗り場に到着しました。
お〜!、僕が北海道入りした時のフェリー「えさん」が停泊しています。

しかし改めて見ますが・・・とても小さめ控えめ、山椒は小粒でもピリリだね。
あ〜これで安心です。
今回のフェリーは「なっちゃん」の予約しか取れませんでした。
どうしてもバイク3台が無理っぽかったような。
取りあえず今日中にフェリーに乗りまして、今夜のお宿は青森市内です。
青森(内地・本土・本州)に渡ってしまえば、後は神戸までは地続き。
どうなっと帰れますから。
しかし、この津軽海峡を渡らなければ話になりません。
まさかマグロに乗って青森には渡れませんからね〜。




 これが「なっちゃん」です。えっ?、なっちゃんって去年で終わったのでは?
そうなんですよ僕もそう思っていたら・・・期間限定で就航ですって。(^_^;)

ま〜そらそうか〜、こんなデカイ船を動かさないのも勿体ないし。
今時の不況では誰も買ってくれないし〜。
しかしと言うべきか、相変わらずこの船は最低な乗り物ですよ。

(※船自体が最低ではなく、乗っている乗客が最低な奴ばかりなのです)
まっ、それは後で詳しく説明するとして、まだ時間があるから海でもノンビリと
眺めながら乗船時間まで、マッタリとしていましょうか?

所で乗船時間は何時かな?・・・あと3時間ですか?(-_-)




 バイクの待機所はチョット離れています。
ここは「2りんかん」、はたまた「ナップス」かと思わせるほどのバイクの多さに
感心いたします。
これだけのバイクが本州から渡ってきていたんですね〜。
そりゃ〜なかなか予約が取れない訳です。

今はまだマシなのかもしれませんが、昔の話を聞いたことがあるけど・・・。
まだこの世にインターネットが普及していない頃、毎年8月のシーズンに入る
前の1ヶ月前の当日になったら、フェリー会社に朝から電話しまくり攻撃なん
ですって。
もう当然電話をかけたら話し中、それでもめげずに電話をかけ直して、やっと
つながる有様だとか。それほど8月のシーズまっただ中のフェリーのチケット
はプラチナチケットだったらしい。
その時に比べたら少なくなったんだろうけど、それでもスゴイ数のバイクです。




 あ〜日が沈んで行きます。夕日はいつ見ても切なさを感じますね〜。
そろそろ「なっちゃん」の受付時間のはずです。
本当は「なっちゃん」にだけは・・・だけは・・・乗りたくなかったんです。

その理由は・・・もうウルサイんですよ、ガキ共が!
どうウルサイかと申しますれば、走るんですよ、ただ意味もなく走るんですよ。
「なっちゃん」というフェリーは、最低限で二等客船なんですが、座席がズラリ
と並んでおり、一応基本は指定席です。
 そして通路が直線で、またよく響く材質を使っているのです。
貴方が小さなガキだったとして、通路が直線で約50メートルもあったら、走り
たくなる気持ちも分からなくもないが、普通のフェリーよりも高い金を払って、
ガキ共が走る音を、青森港まで聞かされるんですよ。もう最低!




 夜になりました、いよいよ出航です。(やっと出航だよ〜)

案の定と言うか、ガキは走り始めました。
場内のアナウンスが、再三走らないように案内しているのに、この世のバカな
親は他人事と思っているのか、自分のバカ息子・娘が走ろうとも、ちっとも気
にしておりません、と言うよりも疲れ果てて寝ています。
元気なのはガキばかりです。

 フェリー会社も場内の照明を暗くしたり、係員が注意していますが、そんな
事はお構いなしでガキ共は走り続けています。
まるでそれが自分に与えられた使命のように走っているのです。
一番ひどいのは、親のハイヒールを履いて、カッポラカッポラと場内に素晴らし
い音を響かせながら、意味もなく歩き回る、バカ娘です。
あ〜写真撮しとけばよかったかな〜。
もう改めて心に誓いました。「二度となっちゃんには乗らん!」




 本日の走行距離は630キロでした。高速道路が出来て便利になりました。
その代わり自然が無くなったと言うか、大らかさが無くなったと言うか。

実はこんな事を言うと怒られそうですが、あまり北海道は良くなかったです。
出会った人達は最高なんですよ。
それとは違って施設に関することで不満がありした。
 例えば自動販売機でコーラ売って、飲み終えたらどこに捨てるの?
キャンプ場も原則ゴミはお持ち帰りって・・・どこに捨てるの?
もう中身がスッカラカンのタラバガニを売るのは止めようよう。
(※僕は絶対に買わない)
札幌で大々的にお祭りは行われているのに、地方では過疎化が進んでいる
ようで、いずれ札幌以外は夕張の後を追うのでしょうか。
観光半分・生活半分、どうしても観光資源に頼るならば、北海道全体がシッカ
リと方向性を見いだして連携しないと、内地からの資本が入って吸い取られる
だけになってしまいますよ。

もっと、昔のような活気のある正直な北海道を切に望んでおります。