札幌〜夕張を通って富良野へ、夕張って「花畑牧場」しかないの?

 ここは夕張のとある場所、昔の映画の「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地
だった場所です。
昔は炭鉱労働者の宿舎のようでしたが、今はこの建物だけで、周りには何も
ない状態です。

 ちなみに写真の手前で入場券が売られていました。
入場料は大人500円、歩いていたおばちゃんが・・・昔は無料だったのに。
僕の記憶にある限り、昔はそれなりに活況があったのに・・・。
補助金で観覧車を作ったり、記念館を作ったり。
それよりも昭和レトロ村とか、古いは古いなりに何か出来なかったのだろうか

ともかくここは「幸福の黄色いハンカチ」の夕張です。




 武田鉄矢が乗っていた時の実物?、マツダのファミリア?
でっ、クルマの回りといいますか、黄色い物で部屋中ピッチリとなっています
が、これは全て寄せ書きが貼られています。

「幸福の黄色いハンカチ」懐かしい、だとか。
好恵〜頼む〜帰ってきてくれ〜!、とか。
どうか幸せになりますように、とか。

色々な寄せ書きが天井から壁から・・・もうビッシリです。ある種スゴイ!
この時の映画を見て、北海道に憧れた人も数多くいらっしゃることでしょう。
夕張に限らず北海道は、良くも悪くも昔の北海道ではありませんでした。
大らかさ・・・大らかさって言うのか、何か大きく変わりましたよね。




 昔はどこでもこんな感じの家ばかりでした。

僕が18歳くらいの頃は、こんな感じの家に住んでいるのは当たり前でした。
風呂無しで歩いて100メートルの銭湯に通っていましたが、今こんな時代に
見ていると・・・よく住んでいたな〜って実感しました。

18歳だったから・・・およそ30年前ですか、アルバイトはしていたけど遊びす
ぎてお金が無くなったら、工事現場かどこかで、500ccのコーラの空き瓶を
探して(コカコーラは昔は瓶だった・・・)一本10円で売れたから・・・。
それを10本集めて100円で、サッポロ一番みそラーメンを二袋買ってそれで
しのいでいた時代が、僕の青春の時代でした。
お金はなくて、いつも空腹だったけど・・・満天の夜空はキレイでしたね。
そんな時代の建物が残っています。(^_^)




 最近出来た、夕張の「花畑牧場」です。
まだ完成して日も浅いのか、案内する人達も、案内されているお客さん達も、
何が何だか解らない感じのようで、意味もなくウロウロしていました。

 チョットだけ離れた場所でメロン味の生キャラメルを製造しており、窓越しか
らその製造過程を見ることも可能です。
他に何かあるわけではないのに、観光客はワンサカおりました。

もう夕張には、夕張メロンと幸福の黄色いハンカチ、それと花畑牧場の三つ
しか無いと断言しても良いでしょうか。
あっ、あと快速旅団があるだけでしょうか。
いずれ・・・北海道はどこも同じような道を辿るのでしょうか?心配です。




 夕張から富良野に移動しています。
どこの道だったかな〜?
似たような道路ばかりなので、よう分からん。
いまから予約している富良野のホテルに直行するか、近辺に到着して時間
があれば「麓郷の里」にでも立ち寄り、観光客を(?)見学してみようと考えて
います。

 でっ、富良野近辺に到着しましたが、時間があるようなので「北の国から」
の五郎さんの「石の家」を見に行くことにします。
以前にも行ったことがあったのですが、季節外れだったか、何かの理由だっ
たかと思いますが、見学できることが出来なかったような。
たしか・・・定休日だったかな〜、定休日ってのも笑える話ですが・・・。




 突然ですが富良野の「北の国から」の、石の家です。
駐車場から数百メートル歩いた場所にありまして、ここまでは無料です。
石の家の近辺建物の中にも入れますが、入場料の300円が必要です。
別にケチではありませんが、見る気がしませんでした。

後で考えると・・・やっぱり見ておいた方が良かったかな〜?

1981年に「北の国から」が放送されていたから・・・。
僕が21歳の頃、ちょうど北海道から神戸に戻ろうか悩んでいたころのドラマ
でした。たぶん・・・神戸に戻ってから見たような気がします。

その時の環境というか雰囲気って、夕張で見た建物そのものでした。




 そんな「石の家」を見終えて、今夜のお泊まりのホテルに向かいます。
ナビを見ながらの移動です。

相変わらずナビの音声案内は「シャア」です。「君は行くんだろ?」と囁かれる
と絶対に行かないとダメなんだと思ってしまいます。(^_^;)シャア恐るべし!

でっ、今夜のお泊まりのホテルですが・・・「フラノ寶亭留」です。
アドレスはココです。↓

http://www.jyozankei-daiichi.co.jp/furano/

価格も高いが、絶対にそれなりの価値はあります。
一度お泊まりしてみて下さいませ。<(_ _)>




 「フラノ寶亭留」のホテルのロビーです。
天井からぶら下がっているのは「ふらのmilk」の空き瓶をひっくり返して照明
器具にしております。最初は何かな〜と思ったりもしましたが。(^_^;)

 チェックイン後は部屋のお風呂に入って、エステに行ってきます。
連日のバイク移動でかなり疲れているからですが、足のエステだけお願いし
ようかと。(以前に山形で全身エステしたら右肩脱臼したから怖い!)

 でっ、夜はフランス料理のコース料理ですな。
何度も言いますが、お値段も半端ではありませんが、その代わりと申します
か部屋にある全ての飲み物や、Barにあるほとんど・・・全ての飲み物は無料
なので嬉しい限りです。(^_^)v




 こんな感じの建物です。
到着したらベンベ(BMW)のバイクが先客でおりました。(^_^)
お〜僕以外のバイク乗りもここのホテル知ってたんだ、と関心しております。

 ともかくここのホテルの回りには・・・何もありません。
国道からの入り口の道も分かりにくく。
ホテルにはホテルしかなく。(当たり前か)
麓郷の里からも離れているし。
スキー場からも少し距離があります。

じゃ〜何が楽しいのかって?
何にもないのが楽しいんですよ。時折ハーレーの爆音が聞こえますが。




 ツーリングマップルを見て、高速を利用して札幌〜夕張〜富良野に移動。
北海道へはクルマでも観光した事もあるけれど・・・。
それら比べるとバイクでの観光というか移動は、観光地を巡る旅行というより
も、その道、その道の景色と風景を思い出に刻むこと。
それがバイクでの旅行というか観光だと思っています。

 だから・・・。

いつもバイクでは点〜点への移動だけど、観光地を楽しんでいるのではなく
景色を楽しんでいる事がよく分かっています。
どうしてバイクなのか?、詳しい説明は出来ないけれど、バイクに乗れている
からこそ、生きているんじゃないかと・・・そう思います。(^_^)