盛岡〜青森〜フェリーで函館へ「じゃらん」で予約した旅館って・・・

 AMの8:30に盛岡市内のビジネスホテルを出発〜!

東北道の盛岡インターから、一気に青森を目指します。
距離にして約180キロだから・・・1時間前後かと・・・(^_^;) おいおい。
(あくまでも架空の話です)

 チョット雲行きが怪しい感じではありますが、携帯の天気予報では青森は
晴れているみたいなので、途中で雨に遭遇したとしてもカッパは着ません。
マァ〜わたくしは「晴れ男」なので、一気に走り抜けてしまいましょう。

取りあえず、たったの180キロだから燃料の心配もないよね〜(^_^)




 停車している訳ではありません、走りながら撮影しています。

いつも思うことですが、バイクのアクセルは右手で操作します。
でっ、デジカメのシャッターって、普通なら右手でシャッターを押します。
すると・・・どうやって撮影せーというのだろうか?

どこか勇気のあるメーカーが、左利き用のデジカメを作ってくれないかな〜?

あっ、それから言い忘れていましたが、僕のバイクはスズキのGSX−1400
というバイクです。

詳しくは・・・→ http://www.k-unicorn.com/ をクリックしてください。




 だんだんと晴れてきました。(^_^)
拡大写真をお見せできないのが残念なほど、綺麗な筋雲と言いますか。
雲の一部が風に流されて出来上がった風景と言いましょうか。
8月とは思えないような奥深い、秋の季節のような空でした。

しかしながら・・・気温はバンバンと上昇!、風が・・・緩い、ぬるぽ。(^_^;)

 ここまで来れば・・・北の大地までもう少しと実感してきましたよ。
綺麗な景色を見たら・・・う〜ん、だんだんと欲が出てきますね〜。
あ〜あ、来年いや、再来年までは確実に生きたいな〜。

しかし・・・厄介物がたまに左腕に激痛を走らせます。(>_<)




 トレーラーであろうが何でもかんでもブッチさせていただきます。

すでに100キロ程度は走ったでしょうか?
道路が次第に下りになっています。
標識が青森まで約80キロと表示してあって、フェリーの時間が10:30分
くらいだから余裕での到着でしょうか。

 途中の小さなSAで、中型のバイク2台が休憩しています。
きっと同じように北海道を目指しているのでしょうか?
それとも「ねぶた」を見に青森まで?
時間的に考えると・・・恐らく夜中も走っていたような雰囲気がありました。
人生で一番素晴らしい資格・・・それは「若さ」だと改めて実感しますね〜。




 このヘルメットはシューベルト、名前のニュアンスでお分かりかと思います
けど、ドイツ製のヘルメットで。
見た目は分かりにくいのですが、バイザーの中に二つめのバイザーがあり、
サングラス的な役目をしてくれます。

出し入れは左側にスライドレバーがあり、トンネルに入った時は上げまして、
まぶしい時は下ろします。
だからバイザーを交換する手間はないのですが・・・。

とにかく暑い!、あまり風通しが良いとはいえないヘルメットです。
ましてや価格が・・・あり得ないくらいのお値段でして・・・(^_^;)

興味がある方は・・・→ http://www.schuberth.jp/ までどうぞ。




 道は続くどこまでも・・・。
青森まで数十キロの圏内に入りました。心なしか気温もさらにアップです。
早いことフェリー乗り場に到着してコーラをゴクゴク飲みたい気分です。
あとは青森市内での、今日も「ねぶた」ですから、渋滞なんて勘弁〜!

 走りながらチョコっと燃料タンクを覗き込んでと・・・あるある、大丈夫だね。
それを確認してから、加速・加速・加速・・・。
このバイクのレッドゾーンが9000rpmで、ギリまで回して回して回しまくり。
スタックスのステッピングモーターの針がカクカクと上がり続けます。
デジタルメーターの速度計も狂ったように走行速度を表示しています。

行けー行けー! 地の果てまでも、北を目指してまっしぐら。




 フェリー乗り場に到着しました。(^_^)
あとは乗船の時間を待つばかりです。 おっと写真の奥に見えるバイクは?
先ほどのSAで休憩していたバイク2台です。
ナンバーを見ると「多摩」ですね、やはり夜を徹して走ってきたのですか?
荷物もビニールで包まれ無理矢理ゴムバンドで閉めていました。

 お金は無いけど若さがあることと健康であること。
 お金はあるけど人生の折り返しを過ぎた厄介物付。

もし選択できるなら前者になりたい。
考え方、無鉄砲さ、若さゆえの突然の出会いとが良き思い出になるのかな。

それにしても僕の荷物って少ないぞ。




 夫婦で人力車を引いて、日本一周をしているそうな。(^_^)

詳しくはグーグルで「風プロジェクト」で検索してみてください。
現在地点や行く先々での出会いとエピソードが記載されています。

 来年の平成22年の11月22日に伊勢にゴールをして、結婚式を執り行う
予定のようです。
興味のある方はホームページをご覧下さい。

 ホームページの中に・・・「若いからできる、とよく言われる」と表現してる
タイトルがありました。そうですよ。

若いからこそ思い切ったことを!、陰ながら応援しております。
これもまた「一期一会」なのかと深く感じてしまいました。




 もうすぐフェリーの乗船ですが、左側のフェリーはずいぶん大きくて、見た目
もキレイそうな感じですが・・・。
その右側のフェリーは小さくて、船体も何だかサビだらけで・・・。

あ〜間違っても右側のショボイ船には乗りたくないな、ホッホホホホホ!
と思っていたら。

フェリーの乗船券に船名が記載されていて「えさん」と書いてありました。
近くに行ってフェリーの名前を見てみたら・・・右側が「えさん」でした。
おいおい、トホホホだよ〜大丈夫かな〜(^_^;)

因みに左側のフェリーは「はやぶさ」だそうで、チョット速そう。




 よってたかって縛られています。(^_^;)

いよいよ北海道まであと少し、津軽海峡を渡れば北海道です。
約一年ぶりの北海道、色々とありました。
この一年で大阪の友人が腎盂癌(じんうガン)となり、北海道苫小牧の友人
は悪性リンパ腫になってしまいました。
一年って長いのか短いのか、社会の中で仕事をして給料を12回もらったら
一年ですからね〜、とっても短いものでしょうか。
その短い間に回りはガンだらけで、何と言ってよいやらで、困ったもんです。

 さてと、それでは客室に行って3時間30分の時間を過ごしましょう。
大間から乗船にしとけば良かったかな〜?




 バイクが縛られている場所から(^_^;)、客室に向かっています。
おいおい、ここで良いのかな〜?と考えていたら、みんな同じように階段を
上がって同じ方向に歩いていたので正解だろう。

 そう言えばこのフェリーに同じようにバイクで乗船した若者がいました。
ナンバーは埼玉のどこか辺りのようで、聞いてみたらそうでした。
愛車はHONDAのスーパーカブの50cc、これまた荷物という荷物をビニール
でダンゴ状態に包んで、ゴムひもで縛っていました。
 今は学生で、これから北海道を約1ヶ月ほどの予定で回るとのこと。
だから寝袋やテントなんかも積んでいたんですが・・・落としそう。(^_^;)

羨ましい〜、ただ・・・ただ羨ましいくも思い、どうか素晴らしい思い出と出会
いがありますように。




 ここがスーパー二等客船です。

ハイ?、そうです。ここ以外の船室は・・・あったあった、三畳くらいのタコ部屋
みたいな場所が。(^_^)
基本的には客室はここにだけと思って下さい。
扇風機が2台と、2010年には終了してしまうアナログテレビが1台のみ。
通路の横に自動販売機もあるので心配無用。(何の心配?)
おっと、ちゃんとトイレもありますよ。(ウ○コも可能〜!)

 あとでこの客室のほうが良かったと思う事になるのですが、いまはショック
を通り越して、取りあえずテレビがよく見える場所をゲットン〜。
さっき買った週刊文春でも見ながら時間を潰しましょう。




 海の向こうに大間が見えているような気がします。

まだ出航してから1時間しか経過していないから、函館ではないことは確か。
イャ〜この「えさん」というフェリーですが、小さいからとバカにしたものであり
ませんよ。

デッキに出てみたら波シブキの凄いことやら何やらで。
前後に揺れるわ、右や左の旦那さま〜てな感じでよく揺れます。
もしかすると沈没するかも・・・そんな嫌な思いが脳裏をよぎりましたよ。
(^_^;)
ホントたまらない揺れ心地、船酔いしやすいのでチト辛いな〜。




 なんだかんだで函館に到着しました〜(^_^)パチパチパチ〜。

でっ、隣に停泊しているフェリーを見てみますと・・・。
フェリーと言うよりも豪華客船、日本一周豪華ディナークルーズ!と言われて
も納得するような大型のフェリーでした。

そんな文句いうなら二度と「えさん」に乗るなー!

いえいえ、乗ってしまえば愛着が沸いてくるものでして。
この小さくて頼りなさげなフェリー「えさん」また乗りたいと思います。
真面目に申しております。
バイクも同じだと思うけど、大きい小さいじゃないんだぞ!

でもフェリーの場合は大きい方が揺れも少ないようで。




 フェリーを降りて函館市内を走っております。
今日の予定は函館市内の、湯の川温泉で宿泊します。
ただいまの時刻は午後の3:30分、ほとんどをフェリーの待ち時間とフェリー内でのマッタリに時間を使ってしまいました。

このまま札幌か苫小牧まで移動しても十分な時間なんだけど・・・。
温泉って響きが、何か僕を引きつける魅力的な言葉というか。
ただ温泉に入ってユックリしたかった、だけなんでしょうか?

 ということで湯の川温泉の移動中の路面電車を撮影しました。
う〜ん、バイク的には濡れていたら鉄の線路が滑りそうでイヤかな〜。

 実は去年の北海道バイク旅行のときだったんですが・・・。
苫小牧の友人が、頼みもしないのに苫小牧東のフェリー乗り場まで迎えに
来てくれた時のことでした。
その時は今のバイクじゃなくて、隼っていうそれは重も重ものバイクに乗って
いて、さらに40リッターのパニアケースを3個も搭載していたので、重量的に
かなりの重さになっていました。
でっ、友人の車が前に走って、友人宅まで先導してくれたのですが・・・。

 その時にあと少しで友人の家に到着ってときに、とある場所で・・・。
そうです、苫小牧市内の王子製紙の近所の踏切を渡ろうとして。
その踏切はゴムとプラスチックの板が敷き詰められていて、雨が降って濡れ
ており、さらにダメ押しで踏切の向こう側は左にカーブしており。
さらにさらに下りで・・・。
 だから思いっきりリアが滑ってしまいました。
転倒は何とか免れましたが、友人曰く「転けた」と思ったそうです。
バーロー!こんな道を選択するなー!信号のある道を走れー!
とヘルメットの中で叫んでしまいました、まだまだ修行不足です。
心の持ち方がですが。

 ともかくリッターバイクで北海道に赴く際には、踏切にはご注意ください。
路面電車を見て、そんなシチュエーションを思い出しました。




 湯の川温泉に到着して、ココが今夜宿泊するとある老舗の旅館です。
グーグル地図にも掲載されている由緒ある旅館です。

でっ、名前は?

スミマセン旅館の名前は言えません。
と言うのも僕的にはあり得ない旅館でして、今までに色々な場所に宿泊しま
したが、その中でもベスト3に入る、あり得ない旅館でした。
 予約は「じゃらん」で行いまして、その時の評価が5点満点で、4.7点ほど
の高得点をもらっている旅館でした。
流石にお値段も高得点、一泊3万6千円ですよ。(^_^)
だから料理と、もてなしのサービスにも期待は高まりますよね〜?




 これが旅館の看板といいますか、入り口です。

僕が後に「じゃらん」で評価のアンケートを記入したら・・・。
キッチリ削除されて反映されませんでした。
「じゃらん」というのは編集者の介在が必ず入るようです。正確には品のない
表現などを掲載しないために、編集者などがチェックしているようです。

 でっ、僕は素直に以下のような評価を下したのです。

 部屋・・・3点 (使えない玄関横の化粧室が無駄な空間のため)
 風呂・・・2点 (あり得ないくらい熱くて入れず、特に露天風呂は熱湯)
 料理(朝食)・・・無かった、あり得ない!
 料理(夕食)・・・1点 (タラバ・烏賊・ウニ出せば良いのか?ウニ臭かった)
 接客・サービス・・・4点 (料理を運ぶたびに深くお辞儀、気になります)
 清潔感・・・4点 (そんなの、この価格で当たり前でしょう?)

このように評価して、コメントに料理の手法が古いと書いて、この価格を取る
のであれば、札幌の寿司処「対州」で勉強してほしい。
ってコメント入れたら、ものの見事に跳ねられました。(^_^;)

そんな素敵な旅館であり、今後は「じゃらん」のクチコミは全面的に信頼して
はならないと勉強させられました。また賢くなりました。<(_ _)>




 函館山が遠くに見えます。
雲がかかっていて、とても神秘的な風景だったので、写真をパチリ。
天気が良いのに、海からの湿った風が山に当たって、雲が沸いて出ているの
でしょうか?
しかし今夜の函館山の夜景ツアーに行く人には辛い天候ですね〜。

 話は旅館に戻りますが・・・。
フロントの対応や、仲居さんの対応は文句なしの5点満点でした。
ただ他の部分で足を引っ張ったので4点ですが、ともかく接客を行う従業員の
対応は素晴らしいものがあり、さすが老舗の旅館だと思いました。

恐らくは・・・どこも同じでしょうが、板前の料理手法が古いのでしょうか。




 エビスビール、一杯600円なり〜(^_^)
あまりにも旅館が広いようで、サーバーからビールを入れて、僕の部屋まで
到着するまでに・・・泡が無くなってました。
仲居さんも申し訳なさそうにしていましたが、美味しかったですよ。
ただ、値段の高い部屋に泊まるのも考えさせられるものがありますね。
1階の一般の部屋の方が良かったかも。

 取りあえずビールをゴクゴクです。
しまったー!、これなら途中のコンビニで発泡酒を買っておけば良かった〜。
と・・・ビールを一口飲んでから気が付いたのでした。

きっと焼酎のお湯割り頼んでも、運ばれた時にはヌルポになるだろうな〜。




 さてさて、それではお楽しみの夕食です。

まず最初に運ばれてきたのは、こんな感じの並びになっています。
この旅館には事前にメールをしていたんですよ。

「大変申し訳ありませんが、接客と料理については自分でもウルサイので」
「普段以上に気合いを入れてお願いいたします。」・・・とメールを送っていた
のですが。

でっ、旅館さんからのメールの返事が以下の内容でした。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ○○ ○○ 様

この度は、ご予約いただきまして、誠にありがとうございます。
また、ご連絡が遅くなり、大変申し訳ございません。

早速ではござますが、大型バイクでの起こしということで、駐車場は正面
玄関前にございますが、目につきにくい場所があいにくございません。
ご要望にお応えできず、申し訳ございません。

接客対応・お料理に関しまして、料理長をはじめ各担当係りにも
申し伝えておきます。
○○様のご期待にお応えできるよう、スタッフ一同、努力してまります。

ご来館をお待ち申し上げております。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

う〜ん、なかなか素晴らしいメールではないですかいな〜。(^_^)
これなら期待しない方が無理ってなもんですよ。




 箸割と言うのでしょうか、前菜と言った方が正しいのでしょうか?

ともかく、うわー!美味しい!、と思わせるか落胆させるかの、最初の一番
大切な料理です。

してお味は?
美味しい美味しくないは、個々の主観によるものでありますが・・・。
一言で表すならば、味が無いのや、口に入れたら生臭さを感じたものなど。

これについては、おわり。





 造里と申しますか、要はお造りでして。

烏賊・ウニ・赤身の魚は食べたことがない(北海道産か?)、ボタン海老と
ヒラメのエンガワです。
美味しかったのですが(普通か)、特に驚きもありませんでした。
まだ頭がデ〜ンと出なかっただけマシでしたが、ウニが臭かったんです。
函館の朝市で「海水ウニ」を食べた方が断然美味しくて臭くないですよ。
このウニはミョウバンに漬けてあった物かどうかは疑問ですが・・・臭い。
あれほどメールで料理には気合いをいれて下さい!、って言ってたのに。
どう考えてもガッカリです。

あと烏賊ですが・・・もっと一手間、二手間を施す事は出来ないのかな〜?
この造りの出し方の手法が古いと言いたいのです。

造り=切って並べてハイおわり。
もっと他のお店に食べに行って勉強した方が良いですよ。
この旅館に限らずですが。




 アワビではない、この大きさはトコブシです。

トコブシにバターを乗せておいての蒸し焼きです。
後でお皿に盛ってくれて、仲居さんが切ってくれました。
そのあとはお箸でパクパクと食べます。美味しかったですよ。(^_^)

 このように美味しいものは素直に美味しく感じます。
この料理の手法にしても・・・出来ればもう一手間欲しいな〜。

だって、そう思わせる値段だし、仲居さんの対応が良かったから尚更ですね。
これがCMで流れている「温泉〜7800円〜♪」なら期待はしませんが。

だから重ねて申しますが、料理の手法が古いと申しましょうか。
「御馳走」って言葉がありますよね〜。
この言葉って・・・。
それをする人や、する相手を敬っていう。また、「馳走」の丁寧語。
心を込めてもてなすこと、ですよね。




 吸い物です。

タラバガニの足と、タラバの身を卵白のようなもので包んで揚げているものを
昆布と鰹節で取り出したダシに添えられた一品です。

味ですか?・・・う〜ん、これで一泊38000円の宿泊料なんてあり得ない。
またタラバ蟹の足の先が黒いですよね〜?
焼いても出せない、刺身で出せない、要は古いのか?

でっ、「じゃらん」に評価投稿したら、見事に跳ねられました。(^_^;)
「じゃらん」って投稿を操作してますよね〜。





 今回の移動はこんな感じでした。

盛岡〜青森まで1時間40分で、フェリーが3時間30分程度でした。
ほいで待ち時間が2時間くらいですから、かなり時間的なロスは否めません。

う〜ん、自走で北海道って・・・あまりメリットが無いな〜。
時間があれば良いのだろうけど、チョット勿体ない時間配分でした。

さてと、明日は苫小牧まで走ります。
途中でニセコ〜支笏湖経由で苫小牧に向かいましょう。(^_^)