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久しぶりに真面目な報告になります。(かも)
抗ガン剤治療として、第一週目の火曜日から点滴を開始!
火曜日・水曜日・木曜日に濃い〜点滴を注入して、金曜日・土曜日に1品目を
減らした点滴を注入して、日曜日に普通の点滴を行い完了〜。
これが世間でいう所の、1クールの化学療法なのか〜。
それで・・・よく言われる・・・副作用はどうなの?
正直に申しますと・・・う〜ん?、と言った気持が自分自身の感想です。
だって、特に苦しかったこともなく、毎日をマッタリと過ごしてしまい、何だか
一生懸命に働いている皆さまに申し訳ないような・・・。
但し!、便秘には悩まされてしまいました。
それでも、悩まされたと言っても大したものではなく、2日程度の便秘でした。
その後は特に何が苦しいでもなく、今日まで穏やかに過ごしています。(^_^)
でっ、点滴開始から10日後、担当の先生曰く〜免疫力つまり白血球の〜
数値が下がるときなので、風邪などには注意して下さいね、とのことでした。
だからマスクをして、手洗い・うがいは当たり前で〜他の患者さんが咳などを
していたら、速効でその場から退散していました。
だってインフルエンザ怖いですよね。
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点滴を始めてから10日後から〜、免疫力、つまり白血球の数値を上げるための
注射をされました。(>_<)
それがまた皮下注射なので〜正直とっても痛いのです。
バカーヤロー!、男だったらメソメソするな〜!
って、怒られそうですが〜本当に皮下注射は大嫌いですよ。
まだ血管にしてもらう注射の方が、痛みに対してもずいぶん楽ですよね。
あっ、それからね〜ヨッシーさん。
このクスリ、白血球を〜ブワ〜!、って増やす薬だから〜。
白血球って骨の中で作られるじゃない。
(ハァ、そう言えば聞いたことあるような・・・)
でっ、このクスリを注射すると〜骨の中で白血球がドバッ!と作られるから〜。
腰が痛くなりますから。
(白血球が急に作られて、骨が膨張?、膨らむから痛くなるんだって)
f^_^;
それから・・・ほどなくして・・・。
ホント解りやすい体ですな〜、腰が痛くなってきました。_| ̄|○
そんな注射を3日間実施いたしまして、4日目に血液検査です。
翌朝、看護士さんがやってきて、写真のようにチュ〜っと採血されました。
朝一番のフレッシュな血を吸い取られましたよ。f^_^;
それから〜いつものように談話室でパソコンしていたら・・・。
担当の先生がやって来て・・・ヨッシーさん結果出ましたよ〜って♪。
結果は・・・残念ながら白血球の数値アップはならず。_| ̄|○
だから、あと2日引き続き免疫力アップのための、皮下注射を行いましょうって
ことになりました。f^_^;
ほどなくして・・・個人的にはチョット苦手っぽい看護士さんがやってきまして〜。
はい、ヨッシーさん、お注射しまーす!
そのメガネの奥の瞳がキラリと光ったのを、僕は決して見逃すことはなかったよ。
仕方がないか、仰せのままに・・・お注射〜お願いいたします。
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先生曰く〜WBCという値、これが白血球の数値らしいのですが、現在の数値は
1.7で、入院前が5.0以上なので、ま〜ま〜低いのかな〜てな感じです。
それでも1.7の数値が良いのか悪いのかは、素人では判断は出来ないけれど
自分の何となくな感覚では、そんなに悪くないかな〜と考えています。
さてと、さっき皮下注射されたから〜、また明日1回だけ注射されて終わり。
頼むから明日の注射が最後でありますように。<(_ _)>
次回の血液検査は水曜日か〜、ふむふむ、明後日ということだな〜。
次回の白血球の数値の回復の内容で、今後のつまり来月からの抗ガン剤治療
のスケジュールが確定するんだよね。(^_^)
改めて。
他の人の抗ガン剤治療は知らないけれど・・・。
自分自身の抗ガン剤治療って、案外〜こんなもんか〜って感じでした。
担当の先生も言っていましたね〜、案外そんなもんんですよ〜って。
お互いにアッハハハハハ!
う〜ん、こんなんでいいのかな〜?、いいんだろうな〜。
もっと苦しい〜助けて〜!、この苦しみから解放して〜お願い助けて〜!
あれは・・・テレビのドラマだから、作り話だったの?
先生曰く、抗ガン剤の副作用は強いけど、その副作用を抑える薬の開発、進歩
もしているから、昔ほど〜ウゲー!などはないらしい。
科学の進歩と考えれば、抗ガン剤の進歩もあったんだろうけど、それを投与しても
苦しくない、副作用をしっかりと抑えるクスリ。
ソチラの方面もしっかりと進歩していると感じてしまいました。
世の製薬会社の研究員さまへ。
毎日、お給料をもらっているといえ、毎日のたゆまぬ研究、ご苦労さまです。
これからも、とって〜も楽なお薬の開発をお願いいたします。
と言うことで、この先なんにもなければ退院ですね〜。
でっ、またチョコッと体調を立て直して、2クール目でしょうか。
次回は便秘にならないように、寝てばっかりじゃなく運動もしようと考えています。
あれ〜!、もし化学療法に躊躇してるお方〜サッサとしなさいよ〜。(^_^)
あっ!、しまったー!
実は副作用で・・・先生には、頭の毛が抜けるよ〜と言われておりましたが・・・。
髪の毛の前に・・・f^_^; ・・・ヒゲが抜けてきましたよ。
え〜い!抜けてしまうなら、先手必勝じゃ〜!、剃ってしまいました。ヽ^∀^ノ
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病院の談話室で・・・。
自分の病室で食事を終えて、いつものようにパソコンとコーヒーカップを持って
談話室へ。
いつものテーブルにパソコンを置いてから電源を入れる。
その間に湯沸かし室に入って、コーヒーカップにドリップを付けて、お湯を注ぎ、
注ぐと同時に、ぷ〜んとコーヒーの香りが漂って、何か朝かな〜って気分。
出がらしとなったドリップを捨ててテーブルに戻って、一口すすります。
あ〜美味しい、これが病院での朝の日課となっています。
すると・・・隣のテーブルの年配の女性が話しかけてきました。
「いゃ〜コーヒーの良い香りですね〜」
その女性は頭にバンダナを巻いています。
年齢は50〜60歳位の品のある女性、目元がキレイですね。(^_^)
一目で同じように抗ガン剤治療で入院しているのだと解ります。
本当は入院中に他の患者さんに、話しかけたくないと思っていたのに・・・。
その時はついつい話しかけられたので、言葉を返してしまいました。
「コーヒー飲まれないんですか?」
それに応えて年配の女性は、昨日まで口の中が口内炎で、毎日痛くて熱い
ものが飲めなかったことなどを説明してくれました。
それから色々とお話しが始まったのですが・・・。
そうですね、10人いれば10通りの人生があるものです。
その女性は肺癌で入院してきたようで、僕と同じようにやっと1クールの抗ガン剤
治療が終わってホッとしているみたい。
話しがはずんで行くにつれ〜、これまた僕と同じように便秘に悩まされていたとの
事でした。
お互いにクスッと笑った後に・・・。
その女性が自分の人生の片鱗を、ポツリポツリと話しはじめました。
結婚して息子ができて、大きくなって・・・。
突然オネーサンが重度の鬱病(うつ)になったこと、本当にどうしようもなくて、
当初は部屋から出ることも出来ずにガリガリに痩せたこと。
精神病院に3年間も入って、今では何とか普通の生活が出来るまでになったこと。
それと引き替えにお母さんの介護、そして亡くなったこと。
それで安堵していたら、自分の体がこんな状態になってしまったこと。
抑えきれない涙を、右手に握りしめていたハンカチで涙を拭いて語り続けました。
どうして・・・なぜ自分がこんな病気になってしまったのか。
息子や旦那さん、友人達を置いて死んでしまう、その恐怖と悲しさで・・・。
毎日が辛いと言っていました。(食事の内容も、やはり辛いって)
僕は聞きました、手術しないんですか?、って。
手術はしないそうです。
はぁ〜そうなんだ〜。
そう言えば僕の肺の摘出手術の際に先生が言っていたような。
肺の手術は体力も必要だって・・・。
それだけではないだろうけど・・・僕のような何も知らない素人でも、何となく・・・
解るような気がしますよ、手術しない・・・理由が。
女性は続けて言いました。
先生は何でもズケズケと言ってくれるから、昔と違ってハッキリしてるから。
・・・。
きっと・・・そうではないと思うな〜。
僕は聞きました。
抗ガン剤治療ってことは〜僕の担当の先生と同じ○○先生ですか〜?
女性は僕の問いに答えてくれました。
いいえ、主治医の先生は呼吸器科の○○先生で、クスリの先生は女性の○○
先生です。
あ〜僕の担当の先生とは違うんだ。
別に担当の先生が違うから、何がどうなる訳ではないけど・・・。
何となく今後の治療の方法って・・・、当然なんだけど違ってくるんだよね。
それから、その女性はメソメソしていました。
いくつになっても女性は女性なんだな〜。(^_^)
ねえ、僕は思うのだけど。
シクシク・メソメソ過ごしたって、ヘラヘラしながら過ごしたって、当面は明日は
やって来るし、その回数だけ美味しくもないご飯もやって来る。
だから、入院中にあんまり他の患者さんと会話したく無かったけど・・・。
え〜い!、会話してしまったのだから仕方がない!
僕はその女性をキッと軽く睨み、すぐに微笑みながら話しをしました。
僕の病気の平滑筋肉腫の病気のこと〜、左腕の手術後を見せて説明しました。
それから肺に転移したこと。
転移したときには、余命四ヶ月って言われたこと。
それから手術をして、サンプルを大阪のとある先生に提出したこと。
そして手術後、オートバイで北海道に旅行をしたこと。
また今年になって、腫瘍が4ヵ所に転移していること。
そして・・・この抗ガン剤の治療が一通り終わったら旅に出ること。
体力があるうちに楽しい事をして過ごすこと。
それから・・・今年から畑仕事、来年には農業することも話しました。(^_^)
これからは!、農業の時代ですよ!(それは次の機会に)
元気になってくれたか定かではないけど、おたく60も生きてんだからさ〜。
考えようによっては幸せ者よ〜。(^_^)
上を見たらキリがないし、下ばかり見ていたら首が痛いし。
ひょっこりヒョウタン島のドンガバチョも言っていたよ。
今日がダメなら明日があるさ、明日がダメなら明後日があるさ、ドンドンガバチョ
ドンガバチョ〜!、ってね。
あっ、明日が無くなりそうだから悲しいんですよね。f^_^;
スミマセン。
まっ、当分は明日はやってくるからね。
談話室で女性と別れて自分の部屋へ。
テレビも見ずに何となく過ごしていたら、主治医の先生がコンコンとノックして入っ
てきました。
免疫力についてはあまり心配しなくて良いこと。
来週にはこれからのスケジュールを決めましょう、ってこと。
それから・・・。
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この写真をプリントして写真立てでテレビの横に置いていたら・・・。
あ〜やっぱり大型バイクはいいですね〜って話しになって。
ワイワイ〜アハハハハ〜、仕事の帰りに免許取得かな〜のような話しをしました。
さてと。
今日も僕の病院生活の1日が終わろうとしています。
今日の女性もそうだったけど、自分自身の幸せって・・・人それぞれの幸せって
一体どんなんだろうかと?
その悲しさが伝わってくるから、なるべく話しかけないでおこう。
明日もそうだし、明後日も、その先もずっと・・・。
だってね〜。
昔っから〜性格的にほっとけないタイプだから、ついついお節介しちゃって・・・。
おっと、いかんいかん。
それがいかんのだから大人しくしていようと思うのでした。 (^_^)
みなさん、それではおやすみなさい。(病院の就寝時間は早いのです)
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