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堀川高等学校剣道部創部60周年を迎えられたことをお慶び申し上げます。
戦後昭和27年、「不撓不屈」の中の一文字、撓(しない)競技として、剣道が復
活した年に入学し、茨木先生、田中先生のご尽力により撓競技部を創部していただきました。当時1年生部
員50数名でスタートし、後に2年、3年生の先輩達が入部され、創部から60年間現在の顧問・南先生ま
で、危ぶまれる年もありましたが、一度も剣道部の灯を消すことなくこの日を迎えられたことを、大変嬉しく思います。道場もなく練習は、運動場の片隅か、屋上のコンクリートの上での摺り足、打ち込みの練習
で足の裏はズル剥けになり、シューズを履いての練習でした。
夏の合宿は比叡山本覚院や黒谷の青龍
寺。ケーブルもなく、防具と1週間分の食料を持参しての登山は苦しくも楽しい思い出です。田中先生の熱
血指導のもとでの烈しい練習の結果、昭和28年5月、第1回京都高校撓競技大会で初優勝し、昭和34年ま
での第1期黄金時代、昭和36年〜44年に第2期黄金時代があり、昭和49年に入部した渡部洋子(旧姓
堀)さんは、1年生〜3年生まで3年間連続インターハイに出場の快挙。その後低迷しておりますが、平
成に入り「堀川の奇跡」と言われ60年前とはさま変わり、入学するのが大変な堀川高校に既に2段を取得
して入部する部員や、高校で初めて竹刀を握った部員が2段を取得して難関大学の東大や京大に合格する
という、まさに「文武両道」を地で行く素晴らしい後輩たちに脱帽です。
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剣道部は還暦を迎え、私は喜寿を迎えます。汗水たらし稽古した技は
生涯身体が覚えています。老体にムチ打ち、後輩たちと竹刀を交える事が出来る喜びを味わいたいと思いま
す。
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次の70周年(古希)につながりますよう 頑張れ 素晴らしい後輩たち・・・・・
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東日本大震災での、津波に流される直前まで、市民に
避難を呼びかけ犠牲になられたが、
見事「武士道精神」を貫いた剣道愛好家の三浦亜梨沙さん、遠藤未希さんのご冥福をお祈り申し上
げます。
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堀川高校剣道部創部60周年おめでとうございます。
私が剣道を始めたきっかけは、子供の頃、気が弱く人前に出るのも苦手で身体も弱いあかんたれだった私のことを気にかけてくれた母親の勧めでした。
剣道を始めた小学5年生の頃は、竹刀が肘や脇腹に当たり泣きながら稽古をしたことを覚えています。中学、高校でも止めずに剣道を続けました。
堀川高校剣道部での思い出は、亀岡のユースホステルでの夏合宿。たくさんの先輩達が稽古に参加されま
した。今までに経験した事のない激しい稽古を頂戴しました。辛かったですがいい思い出です。
その後、社会人になってからは稽古を休む時期もありましたが、現在まで約50年近く剣道を続ける事が
できました。なんの戦歴もありませんが母親が勧めてくれた剣道に感謝しております。今では、病気一つ
しない健康な肉体と、そして社会に出てから多くの逆境に立ち向かう強い精神力を養う事が出来ました。
おこがましいですが、現役部員にお伝えしたい事は、剣道は「道」です。一生を通して学び楽しむものです
ので永く続けてほしいです。学生時代は「文武両道」しっかり勉強し、思い切り剣道をしてください。社
会に出たら「活人剣」剣道で学んだ事を社会で活かしてください。そして「交剣知愛」剣道を通して世界
中の人達と仲良くなる。ほんまに剣道を続けていてよかったと思いますよ。
堀川高校剣道部が未来永劫に続きますようにお祈り申し上げます。
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堀川高校剣道部の創部60周年、まことにおめでとうございます。
12年前に発刊された堀川高校創立50周年記念誌の中に、部活動栄光の記録のページがあります。
そこには、次のように記載されています。
「剣道部は、戦後武道が禁止されていた関係で、昭和二十八年に撓(しない)競技として堀川など
6校で復活、翌二十九年高校総体で第一回の剣道競技が行われた。
その大会で堀川が優勝し、三十年には撓競技でも優勝して全国大会出場を果たした。昭和三十三年
から剣道に一本化された。また、昭和四十四年からは女子も加わった」。
さらに、剣道部の創部50周年誌には、当時の顧問の先生や先輩諸氏によって創部当時の様子が詳
しく述べられています。
私が堀川高校に赴任した平成5年、剣道部はモダンな造りの二階建て体育館の一階で、柔道部や体
操部とともに活動していたと記憶しています。その後、校舎の全面改築のため、二階建ての体育館
が取り壊される中、剣道部は活動を元本能小学校の講堂に移しました。床下が固いために、踵が痛
くて仕方がないという声を聞いた覚えがあります。
平成11年に新校舎が完成し、アリーナが北館4階にできましたが、剣道部は男女バスケットボー
ル部、男女バレーボール部、バドミントン部と場所を共有して活動するため、思う存分練習できな
い状況だったようです。
平成17年に元本能小学校跡地に本能特別養護老人ホームと本能自治会館、そして堀川高校本能館
が完成しました。この本能館の1階を第二体育施設(本能ホール)としたことで、剣道部の活動場
所がここに移りました。当初は練習中の声が老人ホームに入居されている方にとって迷惑になるの
ではと心配しましたが、若者の元気な声が逆に励みになると言っていただき、それ以来気合い満点
の声が本能ホールに響いています。
今年は、普通科・探究科の2学科で新生堀川高校がスタートしてから14年目を迎えます。7時
間目の授業が終わり、部活動のスタートは4時半。活動時間や場所に制限がある中で、それでも8
割以上の生徒が部活動に励み、学校生活を充実させようと努力しています。
練習場所や環境が様々に変わっても、剣道部の歴史がこれまで紡がれてきたのは、そのときの諸先
輩方が熱い思いをもって活動されてきたたまものであり、OB・OGの方が現役部員を支えていただい
たおかげであると感謝いたしております。今後とも後輩に対しましてご指導とご支援をたまわりま
すようよろしくお願い申し上げます。
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この度は、堀川高等学校剣道部創部六十周年おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。歴
代顧問の先生方及びOBの先輩方のご尽力より、輝かしい歴史と伝統が脈々と受け継がれてきたこと
と存じ上げます。
わたしは、平成22年4月に京都市立塔南高等学校より転勤してまいりました。よろしくお願い致します。
堀川高等学校剣道部の歴史と伝統を受け継ぎ、更なる歴史の構築に参加していかなければと、身が引き
締まる思いです。OBの先輩方には、普段の稽古においての技術指導や公式試合の激励等のご支援を賜
り誠にありがとうございます。特に、平成22年8月綾部夏合宿においては、4名の先輩(永野先輩・屋
部先輩・高谷先輩・滝下先輩)が、綾部市民体育館まで来ていただき、ご指導をいただきました。また、
平成23年3月末の三年生送別稽古会においても、多数の先輩方の参加頂きました。この場をお借りいた
しまして、現役部員一同とともに心より御礼を申し上げます。現在の堀川高等学校剣道部々員17名(二
年6名・一年11名)で、文武両道を目標に、勉学に励み、稽古にも熱心に取り組んでおります。(部旗や
日本手拭にも「文武」言葉)平成22年度には、京都府剣道選手権大会(初段の部)個人優勝、京都府高
等学校剣道新人大会(男子団体の部)ベスト16、第6回口丹波高等学校剣道錬成大会(女子団体の部)
第三位、平成23年度には、綾部市水無月剣道大会(男女団体の部)第三位、京都市立高等学校剣道選手
権大会(女子団体の部)第三位・敢闘賞2名受賞、京都府高等学校剣道選手権大会(女子個人の部)
ベスト16と入賞する事が出来ました。今後も上位を目指し精進してまいります。
結びに、創部六十年周年を節目に新たな一歩を踏み出し、剣道の理念「剣道は剣の理法の修練による人
間形成の道」を通して、堀川高等学校剣道部の更なる歴史を築き上げて行きたいと思っています。歴代
顧問の先生方及びOBの先輩方のより一層のご支援・ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
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