2004年2月・第1回定例会討論February 2004 DEBATE

討論

 ただいま議長の許可を得ましたので、私は日本共産党市会議員団を代表して、議会議案第5号東大阪市長松見正宣君に対する問責決議案の提案理由説明を決議案の朗読をもって行わせていただきます。

 松見市政が誕生して1年8カ月になりますが、この間の議会を振り返ってみると、2003年第2回定例会は非常勤一般職員の問題にかかわって3回の会期延長をした後、深夜にようやく議決。第1回臨時議会は議員への一切の説明もなく流会。第4回定例会も2度にわたる会期延長の後、すべての案件を審議未了として、事実上2回連続の流会とも言える事態となりました。今議会も3度の会期延長を行うなど議会運営に混乱を来してきました。そしてこの間議会流会などの原因になった非常勤一般職員の制度については、議長から第4回定例会で、市長としては3月議会までに今議会における論議や指摘、問題点を十分に整理し、重大な決意を持って提案するよう求められていたところでした。非常勤一般職員の問題では、採用に当たって公募をしなかったという不公正な採用、2003年度で当初予算を大幅に上回る採用を進めた問題、さらにこの非常勤一般職員の問題をめぐっての答弁が二転三転するなど政治家としての市長の態度そのものが今問題となっています。こうした問題は、市民から見れば市長の市政運営方針にある市民に開かれた風通しのよい市政、また市民が望む清潔公正な市政とは全く逆の方向であると言わざるを得ないものです。そしてこの問題に対しての議会からの質問や指摘に真正面から答えることなく、議会をおくらせ、混乱させ、結果として市民生活にとって大切な予算を2度にわたって事実上廃案に至らせた市長の責任は重大であり、本市議会は松見正宣東大阪市長に対し猛省を促しここに問責する。以上決議する。2004年3月31日東大阪議会。

 以上提案理由の説明とさせていただきます。御賛同のほどよろしくお願い申し上げます。御清聴ありがとうございました。

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