今回は少し難し〜い話を。
免疫、自己免疫、自己免疫疾患、免疫力低下....皆さん、免疫に関する言葉は色々ご存知と思いますが、
一体免疫とは何者でしょう?
簡単に言ってしまえば、「自分を外部の敵から守る仕組み」とでも言えましょうか。
当然外部の敵とは細菌やウイルス、発ガン物質等、即ち病気のもとになる病原体や物質のこと。
それでは「自己免疫」の自己とは?
自己の反対は非自己、つまり自分と自分以外を識別する仕組みが自己免疫ということになります。
細菌、ウイルス、花粉、化学物質、さらには臓器移植などによる他人の肉体などの異質タンパクが非自己に該当します。
人間の体は、非自己が体内に侵入すると猛烈に攻撃を加えます。これが拒絶反応です。
臓器移植の移植片など数時間で破壊しつくす程の強烈な反応です。
この反応がもし自分の体(即ち自己)に向けられたらどうなるでしょう。
実はこれがアトピー、リュウマチ、クローンなどの自己免疫疾患(殆どが難病)に当たります。
自己免疫とは、自己の肉体は攻撃対象から免れる、という意味で「自己免疫」と呼ばれているのです。
自己免疫疾患の人は、免疫系のシステムが誤動作し、自分で自分の体を攻撃しているのです。
それでは自己免疫疾患を治すのにはどうしたら?
現代医学では根本治療法はない。(難病指定)せいぜい免疫抑制剤(ステロイド等)を使って症状を抑える位。
でもこれには副作用が....
他にはアレルゲンを注射し続ける免疫療法。これは長期間苦しみ、しかも必ず治るという保証もない。
ごく最近では遺伝子治療。これも未知の領域であり、当然危険も伴う。
膠原病、花粉症、ガン、エイズ、アトピー、白血病等々、現代医学で難病と言われるものの大部分は、
自己免疫疾患に由来するものです。
私たちはこれらの難病を克服するためには、健全な食生活
と生活習慣により、体と心を健康状態に導くことで、
狂った免疫機構や弱った自然治癒力を復活させるしかないと思っています。
病気は一朝一夜で起こるものでなく、また一朝一夜で回復するものでもありません。
毎日根気よく、基本臓器の手当てに励みましょう。
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