食生活の基本(玄米菜食、醗酵食品、海草、小魚等)

日本人は、農耕民族で長い間穀類中心の生活を送っていたため、繊維食に適した長い腸になっていること、 また西洋人のような動物性蛋白の消化酵素が少ないことから、肉食に適した体にはなっていないようです。

また人間の歯の構成(門歯12本、犬歯4本、臼歯16本)を見ても分かるように、 肉食動物にある犬歯は4本(全体の1/8)しかありません。 つまり歯の作りから言えば、肉食は全体の1/8だけでよいとも言えます。

特に動物性蛋白は、体内で消化されると尿素・尿酸などの尿毒物質が生成され、 これは最終的にはアンモニア等に変換してから排泄されますが、これらの処理は腎臓に大きな負担を強います。 卵や牛乳も同様です。(牛乳はヨーグルトにするとLETで良い反応が出る場合があるようです。)

日本人の体には、五穀(米、麦、粟、ひえ、豆)を主食とし、 緑黄色野菜、海草、小魚、発酵食品を副食とした日本古来の食事が適しています。 化学合成された添加物を避けることは勿論、 砂糖や塩も精製されていない自然のものを用いるべきです。

<健康食品>

私たちは基本的に、常食する食物が健康食品そのものであり、むやみに高価な健康食品等に飛びつくべきではないと思っていますが、 西洋式食習慣にどっぷりと漬かってしまった現代人に不足する栄養素を補充する意味で、 この程度のものを推奨しています。