扁桃腺炎、虫垂炎、胃炎等々、体のどこかに炎症が発生する病気で、一般的に痛み・高熱・かゆみ・不快感等を伴います。
世間の常識では、炎症の発生した臓器等の病気と考えられています。
でもよくよく考えて見ると炎症は、その個所が細菌やウイルスに感染、あるいは打撲等で組織が破壊されたことをきっかけとして、
その原因を取り除くために発生する生体反応(免疫反応)と言えます。
もしも免疫力が強ければ、細菌やウイルスが侵入しても即座に排除され、症状は発生しません。
ということは、たまたま細菌等が侵入した臓器等の問題ではなく、根本的には体自体の免疫力の低下、
つまり体の免疫をコントロールしている脾臓と、
胆汁(「胆汁の重要な働き」参照)
を生成する肝臓に問題があるのです。
対策としては、脾臓と肝臓を重点的に手当てすればよいことになります。
このことから私たちは、症状の発生した個所を管轄する診療科にかかる意味は小さいように思うのですが、
皆様はどう思われますか。 |