NISSAN・クーペ&スポーツ/ FAIRLADY Z
FAIRLADY Z | |||
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スペック詳細 http://www.nissan.co.jp/Z/ | |||
評価した人 | 試乗・未試乗 | 年式 | グレード |
管理人 | 未試乗(’02.8.18) | H.14年式 | フェアレディZ |
良い点 | 悪い点 | ||
流麗なボディデザイン。 賛否両論のデザインだけど、σ(^_^)はこのデザインを評価したい。 確かに最近の日産のデザインは『シーマ』にしろ『プリメーラ』にしろ、近くから見ると良いラインしてるけど、少し離れるとボヤケて見える。 このZも例外ではないけど(雑誌などの写真では細かな美しいラインが表現しきれない)、近くで見ると良いラインしています。 紛れもなくZ32の後継であると主張するルーフラインやフレアフェンダー。 全体的なまとまりはS30やS130を上手く取り入れて現代的にアレンジした、まさに温故知新だと思う。 フェンダーラインからウインドウアンダーラインを通ってテールランプに繋がるワンモーションラインも美しい。 また、理想の前後タイヤ重量配分50:50に近づけるため、前輪から前には物を極力置かないようにして前:後を53:47までやった。 FM(フロントミッドシップ)パッケージのため、オーバーハング(前輪から前の部分)が短くなったため、本来なら厚ぼったいイメージになるはずが、上手く薄く見せる努力をしている。 まさに現代に甦った『Z』じゃないでしょうか? 価格もZ32とは比べモノにならないバーゲンプライスの300万円!!(ボトムエンドグレードの車両本体価格) ボンネット内、及びリアに装着されたタワーバー。 車両剛性を持たせ、スポーツドライビング心を駆り立てる。 リアのタワーバー(正確にはストラットメンバー)には『Z』のロゴがあしらわれ、心をくすぐる。 またボンネットはアルミ製で、前重量の軽減に役立っている。 全車キセノンヘッドランプ標準装備なのも嬉しい。 またヘッドランプデザインも、下から「ハイビーム」/「キセノン・ロービーム」/「ウィンカー」と三段になっているが、上手く一体感を醸しだしスポーティな印象に仕上げている。 (ホンダのストリームのヘッドランプも三段だが、あちらは眠そうな印象を覚える) V35スカイライン同様に、ハンドルのチルトに合わせてメーターも上下するのは嬉しい。 助手席の背もたれを倒すのに、ドライバーが座ったまま操作できる『助手席シートバック可倒レバー』のアイデアも◎。 スポーツカーたるもの、何事もスマートにしたい。(笑) ドアの室内側のオープナー(ドアノブ)部分にエアコン吹き出し口が付いてるんだけど、これに繋がっているボディ側吹き出し部分をドアを開けてみてみると『Z』のロゴになっている。 マニア泣かせです。 燃料計に付いている右矢印。 トヨタのファンカーゴ以来付き始めたようだけど、給油口がどちら側にあるかすぐ分かるので便利! |
細かいことだけど、カップホルダー! 助手席にはグローブボックス横に収納式のカップホルダーが付いているけど、運転席側には肘置きの後ろの蓋を開けたところに有るのみ。 位置的に肘を置いた更に後ろ側だから、運転中にジュースは飲みにくい。 これって、運転中に余所事は危険だから、ジュースさえも飲むな・・・という日産の無言の警告?(笑) Z32には有ったのに、今回のZ33は2by2が廃止。 家族持ちには辛い現実。 V35スカイライン・クーペとの棲み分けのため、止むを得ない処置・・・、ファンとしてはガマンすべきか・・・? ステアリングデザインはイマイチ。 直線だけでデザイン(勿論周りは円ですが)されたようなステアリングは、私には美しいとは思えない。 これに関してはオプションのMOMOステをチョイスすべし。 シートベルト。 Z32はドアに内蔵でドライバーの圧迫感を軽減していたけど、Z33のシートベルトはいたって普通。 少々圧迫感有り。 安全上の問題で仕方ないのだろうか? 搭載エンジンがVQ35DEのみ。(3500cc) 原点回帰なら、2000〜2500ccあたりもラインアップに加えて欲しかった。 まあ、日産のフラッグシップだから、大排気量しかダメだったのかなぁ? (T_T) |