NISSAN・ミニバン/ELGRAND





ELGRAND
スペック詳細  http://www.nissan.co.jp/ELGRAND/index.html
評価した人 試乗・未試乗 年式 グレード
管理人 未試乗 H.14年式 Highway STAR
良い点 悪い点

迫力のあるマスク。
初代は『アストロ』のコピーだったが、今回のマスクはオリジナリティを感じる。
3段ライトデザインは誰にも似ていない、エルグランドの個性を演出している。
今回のフルチェンジで、コピー物でない『エルグランド』のブランドを確立した感がある。

内装は豪華!

両側スライドドアに変更になったため、エアコン関係のコントローラーが後部座席ではリモコンタイプとなった。
(初代もそうなのかな?自信なし。)
リモコンはフロントシートの背中に収納される。

フロントシートとセカンドシートを行ったり来たり出来る『セカンドマルチセンターシート』のアイデアも秀逸。
背もたれを前に折り畳んでフロントシートに持っていけば、フロントシートでのコンソールボックスに、シートとしてセカンドに持っていけばセカンドシートが3人掛けに、また、セカンドからサードシートへのウォークスルー時には前に移動させれば楽々ウォークスルー♪
そしてセカンドシートを回転対座させてマルチシートを折り畳めばテーブルとなってまるでリビングのように!!
活用範囲が広いです。

今回のフルチェンジで足回りは『セドリック/グロリア』のものが奢られ、足回りがしなやかになった。
日産社内に於けるグレード的な立場で、『セド/グロ』と対等の位置に立ったらしい。

助手席側のスライドドアもリモコンドアとなり、リモコンキー又は運転席や助手席側リアシートの所からボタン一つで開閉できるようになった。
(運転席側は安全のため未対応)
スライドドアを全開にすると、取っ手を持って閉めるか、前出のボタンを押して閉めるかでないとドアは閉まらない。
坂道などで引力に従ってドアが閉まるという危険からは解放された。

サードシートの窓も、電動でフリップアウトし、サードシート側からは勿論、運転席からも開閉が可能。
これにより、わざわざサードシートまで行って開閉することなく室内の換気が行える。

リアワイパーがリアウインドウ上部にマウントされているため、リアビューがスッキリした。
リアのコンビネーションランプも左右で連結したデザインになったためスッキリ感に貢献しているのであろう。
腰高感も初代と比べて薄まった印象を受ける。

豪華に見せておきながら内装のあちらこちらが安っぽい。
コスト削減のためには仕方がないところだが、サンバイザーのようにしょっちゅう手に触るような所でコストの削減は行って欲しくなかった。
普通、高級車のサンバイザーといえば、豪華な生地で作り上げている物だが、このエルグランドのサンバイザーはモロに”ビニール製”。。。
サンバイザーの裏のバニティミラーに、照明も装備されていない。

サイドのスライドドアには電動が仕込まれているが、リアのハッチゲートには仕込まれていない。
ハッチを閉めるのに、高級車らしからぬ「よっこらしょ」というセリフを吐きそうになる。
実質ライバルとなるTOYOTAの『アルファード』はリアハッチも電動で開け閉めできるので、完全に見劣りする部分である。

あと個人的な意見だが、フロントグリルに奢られた日産のエンブレムが気に食わない。
初代に採用されていたエルグランドオリジナルのエンブレムを今回も採用して欲しかった。
おそらく、日産の最高級ミニバンというフラッグシップ的な立場を任され、日産の象徴となったので日産エンブレムとなったのであろうが、少し野暮ったい印象を受ける。

それから価格!
当然『シーマ』〜『セド/グロ』クラスになったのだから高価で当然だが、初代にあった『J』グレードが廃止されたため、若い世代に手が届きにくくなった。
一番安い『V』グレード2WDで、
   車両本体価格¥2,890,000−也
安いと見るか、高いと見るかは、人それぞれでしょう・・・。





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